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坂は地域資源 〜高山村に感じるマラニック聖地の可能性〜

今年も信州高山ヒルクライムチャレンジが開催されました。
スタートのYOU游ランドからゴールの笠岳まで約20キロ、標高差1300mをひたすら登りっぱなす、実に挑発的な(笑)コースの自転車レースです。
小さなの村のあたたかみあるおもてなしと、ドSなコースが、坂好きのサイクリストに喜ばれています。

また、こちらの記事では、高山村のもつサイクルツーリズムの可能性について書いています。

そう。坂は地域資源なんです。
ヒルクライムに出る人を「理解できない…」とか、生まれ変わったら「坂のないところに住みたい…」という住民もいらっしゃいそうですが(笑)、誰がなんと言おうが高山にとって坂は資源です。
資源として活かすべきものであり、高山にあって他の地域にない、高山だけの魅力を生む源になり得るものです。

その資源を活用した地域活性化の取組みがヒルクライムでありサイクルツーリズム。
今後も継続的な進化・発展を願うばかりです。

一方、坂を見ると喜ぶ(?)のはサイクリストだけではありません。
自転車に乗らず自分の脚で走る人たち。
そう、マラソン好きのランナーにも同じ嗜好の人たちが存在します。
この人たちは「坂練しよ~」とか「峠走しよ~」と言って、わざわざきっつい坂を探して走りにでかけたりします。
また、そもそもマラソン好きは「ロングしよ~」と言って、20キロや30キロは平気で自分の脚で移動する人たちです。

高山村は、そんなランナーの人たちに素敵なマラニック(*)体験を提供できるユニークな土地、と思います。
*マラニック:マラソンとピクニックを合わせた言葉で、長い距離を、タイムを気にせず、ゆっくり楽しみながら走ったり歩いたりするレジャー。

例えば、これは以前私が実際に走ったマラニックコースです。

長野市善光寺からスタート。
国道406号線を通って
須坂入り。
さらに県道54号線をとおって
高山入り♪
黒部のどりー夢さんで
ランチをいただいたのち
ワインぶどう畑の間をとおって
たかやまワイナリーで休憩。
そこからぐんぐん坂をのぼって
ここまでくればあと少し(高井橋)
最後は山田温泉にゴール。

このときは旅行だったので宿泊したけど、ゴール後、温泉でさっぱりして、湯上がり後に隣のスパインで高山村のビールや地元食を堪能、高山村ワインをお土産に買って、夕方のバスで帰路につく。
そんなしあわせなマラニックができちゃいます。
バスの時刻表はコチラ。17時山田温泉発が須坂まで戻れて使い勝手がよいです。


高山村ビール
高山村ワイン
ざっくり25キロ、上昇高度500m強って感じ。ちょうどいいですよね。

景観と坂を楽しみながらのんびり走り、ゴールしたあとは温泉と地元食を満喫してバスで帰ってこれる。
これってランナー心理をくすぐる聖地級のマラニックコースと思うのは私だけ!?
(ただし、動物と遭遇する可能性があります。クマ鈴などのリスク対策はした方が良さそうです)
「長野駅から走ってきたら温泉入浴券プレゼント!」とかやったら坂好きランナーがざくざく来るよ。
と、観光協会職員に何度も言ったんですがダメですね。
坂好きの気持ちが理解しがたいのか、全く実行されません(笑)

なので、誰もやらないのなら、takayamahubでいつかやろうと思います。

今はだーれも乗らない山田温泉17時発のバスをランナーでいっぱいにする。
その可能性は十分あると思います。
私の密かな野望です。

ちょうど季節は秋。
マラニックするなら今がいい時期ですね。


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