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ブロガーが押さえるべき著作権の3つのポイント

キュレーションメディアの炎上で著作権も話題になりました。

ブログやサイトを運営している場合には著作権の問題がつきまといます。そうして検索窓に打ち込んで「で、結局どうすればいいの?」となった経験があることでしょう。

著作権に関する記事はあれこれと細かいことを述べた挙句、「なるほど、わからん」的な終わり方になることもめずらしくありません。

しかし実際にはごく単純なものであり、大筋を理解すれば著作権で悩まずに済みます。

ここでは著作権のポイントを3つに分けて説明します。ブログ記事を書くときの参考にしてください。

知的「財産」であることを考える

そもそもなぜコピペやパクりが問題になるのか。

それはパクられることで元の作者が不利益を被るからです。

手間暇かけて書いた記事をパクられれば、入るはずだった広告収入が他者に横取りされます。

せっかく収益目的で書いた記事を丸パクリされては収益が減り、特に文章で生計を立てている人にとっては非常に迷惑な行為です。

コピペ・パクりがなぜいけないのかといえば、著作者に不利益が及ぶから。つまりは著作権もお金の問題であり、経済面での問題がほとんどです。

あなたもせっかく書いた記事をパクられるのはイヤでしょう。労力だけ投入して、利益は他者に横取りされる。だからこそ著作者から見てパクられたくないという心理が働きますし、無断転載が問題となるのです。

作者にマイナスが及ばないか

コピペやパクりのみならず引用にも関わる問題として、コンテクストの維持というものがあります。

これは政治家の発言の一部がマスメディアで切り取られて問題視されるのと同じこと。意味合いを変えるのはダメということです。

マスメディアでは政治家の発言がしばしば切り取られ、差別しているかのように批判されます。しかし元の文章を読んでみると差別的意味合いが含まれていないことが多く、真っ当なことを言っている場合が多いです。

人種差別、高齢者差別などの発言が話題になった場合、前後の文脈を読むと実はそうでないことが多々あります。発言の部分切り取りが問題になるのは意味合いを誤解させ、それが人格を誤解させるにまで至るからです。

もし発言が差別だと誤解され、さもそれが本当であるかのように広まってしまえば、悪い意味で炎上して作者の仕事がなくなる可能性があります。

意味を誤解されて炎上というのは著作者にとってマイナスですから、意味を変えて引用するのはダメなのです。

意味合いを変えない件についてはこちらもどうぞ。

ゆとりずむは転載フリーです — ゆとりずむ

http://www.yutorism.jp/entry/yutorism_1

なぜパクられても黙認されるのか

上記のように引用は意味合いを変えてはいけませんし、コピペによって利益を横取りするのもダメなわけです。

それでも世の中にコピペは腐るほど存在し、レビュー記事にはネタバレが書かれまくります。マンガのレビューもコピペについて言われることが少なくありません。

動画投稿サイトにも著作権無視の動画はアップされ、アニメのタイトルで検索するともれなく違法アップロードされた動画が出てきます。

では、なぜ違法にアップロードされていても黙認されるのか。

それは作者にとっての広告費だからであり、違法アップロードでも本来の広告費以上のマーケティングができれば、それは作者にとってプラスとなります。

YoutubeとかAnitubeにアップされた動画を見た人が、商品を買ってくれた。これは作者にとって利益です。わざわざ過去の動画を見て買ってくれる人なんかは質の高い顧客でしょう。

著作者からすれば広告費を余分に払わずに済みますし、マーケティングの手間も減ります。違法アップロードが著作者にとって「マーケティング代行」になっていれば、たとえパクられたとしても作者は何も言わないのです。

アフィリエイトにおけるレビュー記事も、結局は広告主にとってプラスとなるからネタバレがあっても文句を付けないのです。

まとめ

コピペ・パクりはお金の問題です。引用についても同様で、結局は作者にとってプラスになるかがすべてです。

blockquoteタグを使ったかどうかではなく、作者にとってプラスとなるかの問題。

プラスになれば作者は黙っていますし、引用した人を叩くメリットもありません。叩けば作品がマーケティングされるのもなくなってしまいますから。

お金のことを考えるのが苦手な人は多いですが、一度理解してしまえばどこに行っても使えます。引用やコピペがお金の問題だとわかれば、そこまで著作権に悩まずに済むのです。

※この記事はあくまでも著作権の本質について述べたもので、違法アップロードや記事丸パクリを推奨するものではありません。

引用の条件を満たして質のいいコンテンツを作っていきましょう!

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