売れている作家に学ぶ、ペルソナ設定の重要性
本屋を歩いていると「お?何だろうこの本」と思うことはありませんか?
ネット巡回中に本のタイトルを見て、ついついクリックしてしまうことはありませんか?
ブログ運営のヒントは書籍の方面にも転がっています。
ペルソナの重要性は本においても同じで、いかにターゲットに刺さるタイトルと冒頭が書けるかは重要なところ。
本は最初が一番肝心で、タイトルと冒頭で売れるかどうかが決まる世界です。
本の最初こそが著者が最も力を入れている部分であり、読まれる文章の書き方を学ぶことができます。
タイトルと出だしがターゲットにピッタリ
本が売れるための必要条件は、タイトルと冒頭で読者の心をつかむこと。本も最初が肝心で、目に入ってからの1,2分で買うか買わないかが決まってしまいます。
売れている本は「はじめに」や「第一章の冒頭」に命をかけています。最初に一番面白い話をもってこなければ、読者はその後を読みたいと思ってくれません。最初の書き出しが面白いからこそ、「もっとこの本を読んで見たい」と思ってくれるのです。
売れている本を読んでみると、タイトルで読者の注意を引き、「はじめに」の部分も読んでしまう構造をしています。
・タイトル
・冒頭
これらがターゲット層の価値観に合っていて、「それな!」と言わせることができれば、たとえ初めて目にする名前であっても読んでしまうものです。
その本は誰宛て?
ここで、読者の心を揺さぶる本について分析してみましょう。
読者が心を揺さぶられる場合、八方美人ではないことがほとんどです。悩んでいるマイノリティに向けられた場合が多く、尖った文章ほど心を揺さぶられます。
ブログを読んでいると、当たり障りのないことを書いた記事に対して「薄い」と思ってしまうでしょう?
つまりはそういうこと。
みんなに共感してもらう必要はなくて、悩んでいる一部の人に共感してもらえればいいのです。
本に関しても同様で、悩んでいる人向けのコンテンツは読まれます。
たとえばこちらのタイトルを見てください。
(著者は公開はしていないものの、ほかの作品の文章からすると結構稼いでいる様子。。)
もしあなたが元気にバリバリ動いている時であれば、これらのタイトルを見ても何も思わないでしょう。
しかしあなたがマイノリティと化して孤立している時に「孤独になれば、道は拓ける」というフレーズを見ると、思わず心が動いてしまうはずです。
ほかにも仕事で我慢を共用する風潮に対して違和感を感じている時に「やめた人から成功する。」というタイトルを見ると、別の道に行こうと考えてしまいがちです。
ターゲットの価値観に沿うことが重要
さらにいえば、単に悩んでいる人向けに文章を書いても意味がありません。
悩んでいる人の気持ちに共感するからこそ、文章は読まれます。
これは現実で考えるとわかりやすい。
トマトが嫌いな人にトマトを食べろと言っても、一向に食べてくれないでしょう?
読まれる本は単にターゲットを設定するだけでなく、ターゲットの気持ちや価値観に沿った内容を書いています。
ブログを書くコツもそれと同じで、ターゲットを設定したらターゲットの気持ちに共感するのがポイント。
やはり人間は感情で動くもので、悩んでいるところに共感されるとどうしても動いてしまいがちです。
まとめ:面倒だけどペルソナは超重要
売れている本はターゲットを意識して書かれています。
ターゲットを明確にするからこそ共感する文章が書け、読まれる本となるのです。
タイトルも同様で、悩んでいるターゲットに刺さるメッセージであれば注意を引きやすいです。
ブログ運営はこれとまったく同じことをすればよくて、悩んでいる人向けの文章、かつターゲットを意識しているともなれば、滞在時間がほかのページの何倍にもなります。
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