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ブログで顔を出さずに個性を出す方法

AIによる文章作成が進歩してきている現状、書き手にはより個性が求められるようになっています。

AIが新聞記事を書いてみた 執筆1秒、でも設定は人間 — 西日本新聞

AIによる記事の自動生成が笑えないレベルにまで来てる | FoxWeb

記事の自動作成、あるいはローコストでの作成はここ最近でますます容易になっており、特徴のない平凡な文章はAIで淘汰されていくことでしょう。

AIでなくともクラウドソーシングがある現状、個性や専門性がないと周囲との差別化ができません。

◆「ロボット記者」が作成した天気予報(10日の福岡県福岡地方)

おはようございます。今日から新学期がスタートする学校が多いと思います。1月10日の九州北部(福岡県福岡地方)の天気予報は、晴れ時々くもりでしょう。降水確率は午前、午後ともに10%でしょう。傘は持たなくても大丈夫です。

日中の最高気温は11度、最低気温は6度となる見込みです。前日より最高気温は1度低く、最低気温は4度低いでしょう。平年と比べて最低気温は2度上回り、最高気温は平年並みでしょう。

風は北西の風後北の風、海上では後北西の風やや強くなるでしょう。日の出は午前7時23分。日の入りは午後5時29分です。

今日のお出かけには、コートを着ないと寒いでしょう。今夜の夜空は、よく見れば星が現れるかもしれません。

出典:AIが新聞記事を書いてみた 執筆1秒、でも設定は人間 — 西日本新聞

・・・これ、WELQに掲載されてた記事と大差なくないですか?

上位の文章を作るための設定には多くの時間を費やしたそうですが、設定に関しては一度行ってしまえばあとは流用するだけで済みます。
このレベルの文章が1秒で作れるソフトウェアが大々的に販売された場合、世の中はいったいどうなるのでしょうか。

出典:AIによる記事の自動生成が笑えないレベルにまで来てる | FoxWeb

これから先も自動化は進んでいき、より自然な文章が作られていくでしょうから、対抗策は今のうちに考えておくべき。

キャラを作る場合は個性があって対策しやすいですが、キャラを設定せずに個性を出す方法もなくはないです。

キャラ無しで個性を出す方法

キャラを設定せずに個性的な記事を書くにはどうすればよいか。

答えのひとつとして「情報の出し方」があります。

参考:【損する外注】記事の作成代行は格安ならいいというものではない

記事自体に個性はなくとも、テーマの選び方とか整理の仕方、記事内容の指定の仕方などで個性のある「サイト」なら作ることができるかもしれません。

あ、こういう情報をまとめたサイトって欲しかったけどなかったよね

とか、そんな感じのサイトですね。^^

「この話題でこんな情報を出すのはこのブログしかない」
「ここまで深く掘り下げているのは初めて見た」

こんな感じで、ほかでは書いていない情報、掘り下げた情報を書くことで個性を出すことが可能です。

専門性もこれと同じことが言え、お小遣い稼ぎのライターには書けないような内容は常に求められます。

教養という形で現れる

情報の出し方によって差別化をしていく。
これがキャラを使わずに個性を出していく方法です。

たとえば営業のノウハウについて、数をこなせ、クロージングのスキルが重要というのは誰にでも書けます。

ところが本質的な部分についてはあまり書かれておらず、「必要かどうかを最初に聞く」などといったド基本ですら書かれている記事は多くありません。

さらに「なぜ最初にニーズを聞かなければならないのか」といった部分については本質的に掘り下げて書く必要があり、表や図を使ってわかりやすい記事を書こうと思ったら情報を自分で一定量集める必要があります。

漠然としたイメージだけの記事がキュレーションサイトの記事として書かれる一方、本質まで踏み込んだ記事は知識やリテラシーがないと書けません。

そしてそのような情報は知っていると自然と文章に出てきてしまうものであり、文章の流れでついつい出したくなってしまうものです。

つまるところ、専門的な知識やディープな情報を持っていると書きたくなってしまう。

名前を隠しても文章には出てくるもので、専門知識が教養として文章に出てくるのです。

誰にでも書ける文章は書かない

自動生成された文章を見ると、まだまだ万人受けを狙った文章という感じが否めません。

そもそもの話、引用した自動生成の文章はお小遣い稼ぎ目的のライターでも書ける難易度であり、ライターがプログラムに置き換わっただけと考えることができます。

万人受けの文章が自動生成される環境で書き手がやるべきことは、書き手自身にしか書けない文章を書くこと。

尖ったキャラだけではなく、ほかでは載せていない情報を、ほかでは出さない位置や順番で出すことも効果的です。

専門知識をわかりやすく解説するのはリテラシーがないとできませんし、ターゲットごとに適した情報の出し方も異なります。

それだけ情報には書き方や出し方があり、個性となって現れるのです。

まとめ:顔は隠せても個性は隠せない

たとえ記事を書くうえでキャラを使わないとしても、書き手や編集者の個性までは消せません。

キャラを出さなくとも記事の細々とした部分やサイト構成には個性が現れるもので、「滲み出る」という言葉が相応しいぐらいです。

顔は隠せても個性は隠せない。これはコンテンツを作る上では不可避で、どこかに発信者の個性は自然と出てきます。

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