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3Dプリントフィラメントのゴミでボタンを作る&FABDAYのお知らせ

3Dプリンタのゴミ問題

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3Dプリントをすると、失敗したプリント品やサポート材のもじゃもじゃ、切れ端などが出ます。廃棄プラスチックは今問題になっていますし、できるだけゴミは減らしたいもの。このゴミを活用して別の何かに生まれ変わらせられないかとボタンを作ってみました。

今回はボタンでしたが、アクセサリーやコースターなども同じ方法で作れると思います。

思いのほか素敵なボタンができました

まずは早速出来上がった結果を。再生品なのでいろんな色が混じってしまいますが、むしろその模様が良いデザインのアクセントになりました。画像3

無地のシャツにつけると、味気ないシャツがおしゃれな感じに早変わりします。強度や使い心地も問題なさそうです。

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こんな風に作りました

まずはダイソーで売っているシリコン型にボタンの形があったのでそれを使って挑戦。小さくカットしたフィラメントの欠片を型に乗せます。溶かすとかさが減るので山盛りに。

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くっつかないようにクッキングシートを敷き、高温に設定したアイロンでゆっくり押さえつけていきます。

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冷まして型からとると、アイロンに当たっていた面は溶けて綺麗になっていましたが、裏側はモジャモジャ感が残っています。

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両面アイロンで再挑戦

熱に強い板を使って、簡易の型を作ります。先ほどと同じように上下にクッキングシートを敷き、アイロンで押さえて溶かします。

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今度は、片面やったら裏返してもう一面もアイロンがけをします。

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フィラメントゴミからできた板ができます。

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この板をレーザーカッターでカットしてボタンの形に切り取ります。パキパキと板からボタンを外せば出来上がり!カットしたところが熱でまたくっついてしまうので、穴を外すのはちょっと力がいりますが…。

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やってみると簡単で、10分ほどでできてしまいます。

プラスチック再生のプロジェクト達

さて、今回やったのは実は目新しいものではありません。プラスチック再生はすでに色々なプロジェクトがあります。参考になるプロジェクトを紹介します。

PreciousPlastic

有名なプロジェクトで器具をオープンソースで公開しています。

PERPETUAL PLASTIC PROJECT

プラスチックを再生させて3Dプリンタのフィラメントを作るプロジェクト。

上で紹介したPrecious Plasticを日本でも作ってやっているところがいくつかあるります。

ダイナミックラボ

鹿児島にあるとっても大きなファブラボです。

プレシャス・プラスチック・プロジェクト | ヨホホ研究所

Precious Plasticの人と会い、日本で広める活動をしているという?ヨホホ研究所


PlastPlastic Native

このプロジェクトではPrecious Plasticのプロジェクトの難しい部分(粉砕機の部品のをータージェットや削り出しでの発注)をより加工が簡単なように改良しています。MakerFaireKyotoやTokyoで出展しているので興味があれば話を聞いてみると楽しいですよ。

プラスチック再生をして遊ぶ会をやります

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次回FABDAYでは、このプラスチックの再生がテーマ。ボタンはもちろん、アクセサリーやコースターを作って遊びましょう!また、今回やった方法以外の方法も試してみたいと思っています。詳細については↓のリンクをご覧ください。


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