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farmtoryのプロジェクトとそれがどうfarmtoryなのか #おしゃべり対談02

おしゃべり対談記事の第二弾は前回の続き、発起人のむらさきとsoです。今回は具体的にどんなプロジェクトが行われているのか、それはどんなことをできるといいと思っていやっているのかなどを中心におしゃべりしました。

so :いまのアクティブなプロジェクトはなんですか

むらさき :水耕栽培とかビールを作っていたり、フィラメント再生とかか。あと菜園の様子を外から見れるようにしようというカメラの設置とか。最近ストップ気味ですが。カメラは準備できてるので、シーリングして設置するだけなんだけどね。室内栽培はカメラ動いていて、次は屋外というかんじ。

so :外から見たいの?

むらさき :自分が見たいというより、見せたい、かな。うずらとかもカメラつけたいし、カメラつけまくって、webから見れるように、あと定期的にslackとかで写真あげて、築地来れない人でも見守れるようにしたい。
自分はあまり植物を見守るとかが上手ではないし、力つきて世話ができない時があるので、システムで"ちゃんと育つサイクルを回せるようにしたい"というのが1つ。今回はテクノロジーと人間の合わせ技のシステムかな。

じゃあさ、その観点でいうと外から見えるカメラっていうより、植物をみてなんか言ったりしたくなったりするシステムがほしいわけね。外から見えるカメラよりだいぶおもしろそう

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むらさき :そうそう。カメラはそのためのパーツの1つという感じ。
で、カメラ設置したいもう1つの理由は、育ち方を測りたいこと。測る方法の1つとして画像処理を考えていて、そのための材料として写真がとれるとよいという感じです。
あともう一個あったな。これは説明しにくいので今回はさらっと流してくれていいんだけど、家をメディア化したいみたいなのがあって、コンテンツというかんじ

so :今回のこのはなしは、farmtoryのおもしろさを伝えちゃう企画の第2段なわけですが、そうしたときに、やってることよりも、なぜやってるかのほうがおもしろい。

「自分を中心に考えればよくて自分がコントロールしている感覚がある。」これが、farmtoryの強い特徴でおもしろいところだと、前回おもった。
で、屋上に行くのが「自分は」めんどうでできないから、だれかにやってもらうっていうプロジェクトは、そういったいみですごくfarmtoryらしいっておもったんだけど、ちがう?

むらさき :自分的には普通と感じるのだけど、そう言われるとそうなのかもしれないね。

so :じゃぁさっきやってるプロジェクトで出た、水耕栽培の話も背景を教えてほしいな

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むらさき :水耕栽培は大きく分けると2つあるんだよね。1つは、室内でやっているもの。

効率的な栽培の仕方とかをリサーチするためにやってる。これはコントロールしやすい化学肥料を使いながら、水温をとったりとかカメラをつけたりとかしている。まだそこまでそれを活かすというところまでは行けてはないんだけど。育ってはいて、まだ手間がかかるし温度とかのコントロールはそこまでできていないのでより自動化・効率化しようという段階です。

so :材料集めかー。生き物相手だとそういうの時間かかって大変だ

むらさき :そう、なので野望としてはシミュレーションでPCの中で試しに育ててみるとかをできるようにしたくてデータ集めはそういうことをやるための布石でもあるのです。やりたいのはそういうこと

水耕栽培のもう1つなんだけど、水を媒体とした循環栽培というのを作ろうとしていて、その一部として水耕栽培があるというかんじ。


むらさき :これは魚と植物と微生物を中心にして、プラスで虫と鳥かな。今やっているのはこのミニアクアポニックス。外のパイプ水耕栽培を今後はアクアポニックスにしたいなって思ってる。
循環はこんなイメージ。

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so :提案があるんだけども、プロジェクト名にファーマトリーらしさをこめてはどうかね。
やることは水耕栽培でおなじだけれども「水を媒介とした循環栽培プロジェクト」「植物の育ち方シミュレータープロジェクト」っていう2つがあるみたいなことなんだよねー?

むらさき :それと栽培の自動化・効率化ね。シミュレーターはその一部か次の段階のイメージ。プロジェクト名にファーマトリーらしさ?ってのはどういう感じ?


so :たとえばパイプ水耕栽培 - farmtory-lab
こうあると、うん、パイプ水耕栽培なんかがんばってるんですね、ってなって、自分の中で位置づけができないけど、「ハーブ100種類が毎日使えるパイプ水耕栽培」とか言われるとテンション上がる。そうなのかしらないけどw

まあきっと、体積にたいして生産量をあげる試みなんだろうなーということは想像がつくが

むらさき :それぜひ他の人の1on1でやってみては。はーしかし水耕栽培だけではなくて、土系の循環とかもあるし名前つけるのがいっぱいあるw
https://note.com/so1/n/n1dba857549a2

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むらさき :そういえばものを作る側のプロジェクトの話を全然してなかった。ものを作るのはまぁ生活に使うものを作ろうってやつで、今進めようとしているのは10品目をとにかく自分で作ってみるってやつですね

so:その10品目はどこかにのってるの?

むらさき :「生活の道具を自分で作る」っていうのを表すのに優先的に作るもの10品目選ぶとしたら何かなー? って、ここにのってます。 服 下着 靴 鞄 靴下 カトラリー コップ 財布 椅子 キーボード 他には‥?

so :おー、よいですね。おれだったらスマホだな。もしくはパソコン。いまやったのは靴と服?


むらさき :うん、靴と服とバッグとキーボードは作った。キットだったりするけどね。


so :どこから作るかが本当に問題である。
パソコンはさ、自分はむかしパーツえらんで組んでたから、それだとコントロールをとりもどした感がなくて、じゃあどこをやったらコントロール感をもっともてるのかっていうとなやましい。


むらさき :どこから作るか問題確かにねー。第一段階としては既製品のハックでもキットでもいいんじゃないかな。そのうちにファーマトリーオリジナルも作りたいし、将来は素材から作りたいみたいに考えているよ。コントロールを取り戻してるって思えるレベルって人によって違うし、いきなりやらなくてもだんだんやっていけばいいんじゃないかなって。


so :そうだよねー、その人次第。身の回りのもの、どんなもの作ってみたいか、どういう風にコントロールしたいかをいろんなひとが考え始めたらおもしろいな、って思ったところでちょうど時間だ。

これまでは生活に必要なものを作るってバクっといたイメージだったし、「水耕栽培やってるなー」「カメラでとってるなー」だった。けど、今回話聞いて「野菜の栽培を自動化・効率化してものぐさでもできる栽培システムを作る」とか「生き物を使って循環させながら食べ物を作る」とか、「生活によく使うものを実際自分で作ってみて少しづつコントロールを取り戻そう」みたいな感じのプロジェクトが行われてるんだなーとわかった。

むらさき :それは良かった(笑)名前付けも大事だよね。

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