小原涼のアルバム「PUZZLE」に凄みを感じた3点
2023年1月7日(土)のワンマンライブで、小原涼さんの「フリー後初のアルバム」がリリースされました。
もちろん購入したのですが、これは凄い!と感じた点が3つありましたのでご紹介します。
さー、いってみましょ〜。
(1)オープニングが”PUZZLE”
7分弱の尺がある壮大なこの曲、いわば小原涼の生きざまを感じる一曲。
ツアーファイナルという大舞台で初披露、しかもクライマックスといえる終盤に置かれていました。
それぐらいこの曲は小原涼にとって重要なはず。
ふと思いました。
アルバムの締めにふさわしいとも思えるこれだけの曲を、なぜラストにしないで、オープニングにしたのだろう?と。
でもアルバムを何度か聴きこむうちに、なんとなく感じることがあったんです。
むしろこの曲をオープニングに持ってきたのは、大正解だろ!
もしかして、このアイデアは小原涼自身じゃないかな?って。
オーソドックスな「並び」ではなく、伝えたいことをはじめにガツンと伝える、まるで決意表明のようではないですか。
その影響もあるのか、2曲目以降の聴こえ方も、何ていうのかな…どの曲も「芯」が感じられたのですよ。
それぐらいインパクトがあるオープニングになっている。その結果、アルバム全体もキリッと引き締まっていると思いません?
間違いない、小原さんが自分で決めたはずだ!との確信を確かめたくて、3日後の1/10に行われたバンドライブで聞いてみたところ、
さすがだ…曲順にもちゃんとコダワリを持って創っている。
うん、リリース当日に買って正解でした。
(2)「統一感」の理由
このアルバムのリリースインフォメーションが出た時に思ったんです。
「あれ?なんで"step!step!step!"が入っていないんだろう?」と。
ワンマンでも3曲目に披露されましたし、その前に行われた上野音横丁でのバンドライブでも演奏され好評でした。最近はセトリに入っていることも多いのですが…。
ところがブックレットに書かれたクレジットを見て、気がつきました。このアルバムは「作曲/眞鍋香我、作詞/小原涼」で統一されている!
"step!~"、もちろん良い曲ですが、ここに入ると…なんか少し全体のテイストが変わってしまう気がします。
系統的にもロック色のある眞鍋さん曲、対してEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)系の"step!~"。
ここに入れるよりは別の企画、たとえばシングルとかミニアルバムに展開する方が、今後に向けて夢も広がるのではないでしょうか。
対バンのライブでは多くの見知らぬファンの方に向けて、セトリをバラエティ豊かにしていると思われるのですが「ライブのセトリとアルバムの作風は分けて考える」ということなのかもしれません。
これは未確認なので、今度聞いてみようと思ってます。
いずれにしても「統一感のある一枚」になっていることは間違いありません。
やっぱり、リリース当日に買って正解でした。
(3)厳選された8曲
あくまでも一般的なイメージなのですが、いまどきのCD1枚の平均収録曲数って10~12曲ぐらいでしょうか。
そんな現代にあって、アルバム「PUZZLE」の収録は8曲。
8曲、これってなんとなくアナログ盤のLPレコードを感じるのです。世代的に小原さんは「アナログレコード(LP)」に親しんだ世代ではなく、CD文化で育ってきたはずですけれども。
また、こちらの記事でも「曲の並び」や「音楽を聴く集中力」などに触れているのですが、そもそも曲数って数多ければ良いってものではありません。
しっかり考えられて創られた歌詞(韻を踏むなど仕掛け多数)、そしてコード進行など細かいこだわって創られた曲。サウンドも曲に合った空間処理(エコーとかリバーブ)がされていたり、ライブ感を残してあったり…。
あ、こちらの配信で作曲者の眞鍋さんが、小原楽曲(主にギター)について語られています(前日のワンマンを振り返っています)ので、興味のある方はアーカイブでどうぞ、
ちなみに無料配信です。めちゃくちゃ興味深い話が満載でした。
とにかく丁寧に創られた8曲で勝負!という気概が感じられる一枚でした。
まとめると…
オープニングの"PUZZLE"
アルバムとしての統一感
珠玉・入魂の8曲
の3点に凄みを感じた次第です。
どうです?聴きたくなったでしょ?
ちなみにこのCD、プレスは500枚だそうです。完売を目指しているそうですので、興味のある方はお早めに!
現場の物販はもちろん、通販でも買えますよ~。
CDが売れたらカウンター(手作りの紙製)が回るようです。
リリース日のワンマンで買った分は、何故かノーカウントらしいのですが(たぶん、ワンマンでは忙しすぎて販売枚数を把握できなかったと思われ)
おまけ、さあ、どれでしょう?
ピース、形や大きさは全て異なり、同じものはありません。つまりジャケット写真のピースは「ファンのひとりひとり」と置き換えることも可能。
ということは、この中にスダがいるかもしれない…
!
あ、このピースは俺だな、きっと(妄想)
を見つけました。
さて、ここてクイズです。
私スダが「このピース、俺じゃね?」
となったピースはどれでしょうか?
わかった人は直接現場でお伝えくださいw
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