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【競馬コラム】HR/HMと競走馬 #001 ランニングフリー

全国の競馬ファン、そしてヘヴィメタルファンのみなさん、こんにちは。

先日の福島記念である馬を思い出したので、今日はその馬について語ってみましょう。

え?ヘヴィメタルとかアイアン・メイデンの話じゃないの?
いやいや、最後まで読んでみてくださいな。ちゃんと関係ありますから。

その馬とは…

ランニングフリー

(すいません、拾い画像です)

です。まずは簡単な経歴をご紹介しましょう。

ランニングフリー(欧字名:Running Free、1983年4月20日 - 2006年10月)は、日本の競走馬、種牡馬[1]。

主な勝ち鞍に1986年の福島記念、1989年の日経賞、アメリカジョッキークラブカップ。

1980年代後半から1990年代初頭にかけて中央競馬のGI戦線で息の長い活躍を続けた。

作家の藤島泰輔の代表所有馬。
Wikipediaより引用

1980年代後半…私が競馬を真剣に見始めた頃の馬で、今思えば「初めての推し馬」だったかもしれません。(当時は学生だったので、馬券はまだ買っていませんでした)

この馬が気になったきっかけは、その名前。

メタラーのみなさんならピンと来たでしょう。

そう、イギリスのヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンの1stアルバムに収められた名曲ランニング・フリーと同じ名前だったから。

1stアルバム(左)と12インチシングル(右)

へー、カッコイイな。

さすがにメイデンの曲名が由来ではないでしょうが、同じ名前だと愛着が湧きません?
好きになる理由なんて、何でもアリですよ。

ということで、音声だけですが貼っておきますね。


きっかけは、第22回福島記念(G3)

この福島記念を、たまたまテレビで見ていたのですが…なんと勝利。

netkeiba.comより

この時以来、この馬をチェックするようになったものでした。

無事是名馬

このランニングフリー、3歳の秋にデビュー、ダービーなどクラシックには縁がなかったのですが、競争中止など無く9歳まで走り続けました。(当時の年齢表記は現在よりプラス1歳なので、今風に言えば2歳〜8歳が現役時代)

「走る労働者」なんて呼ばれてましたよw

生涯47戦7勝。
いつも中長距離の重賞に出ている、馬券圏内に来そうで来ないけれど、油断してるとたまーに来る、そんな愛らしい馬。

今で言えば誰だろう?カデナとかユーキャンスマイルみたいな感じでしょうか?

印象的だったのが1990年の有馬記念。
伝説のオグリキャップの有馬記念ラストランと言った方がわかりやすいかもしれません。

この時は社会人になっていましたので、馬券を買ってWINSで観戦。もちろん私の手元には「ランニングフリー」絡みの馬券がたっぷりと。

で、その結果と言えば…

オグリキャップ奇跡の復活、ここはライブハウスか!?というぐらい盛り上がるWINS後楽園B館5階(100円単位フロア)

うん、ランニングフリー、6着かー、よく頑張った。掲示板にはギリギリ載れなかったけれど、最後まで一生懸命走ってくれました。馬券は…ドッパズレ。

ランニングフリーは年明けの次走AJCC(3着)を最後に引退、嬉しいことに種牡馬入りとなりました。



種牡馬としてのランニングフリー

当時はサンデーサイレンスやブライアンズタイム産駒の活躍が目立っていた時期。しかし!なんと一頭のランニングフリー産駒がクラシック路線に現れたのです。

その馬は…ランニングゲイル

世代でいうとサニーブライアン、マチカネフクキタル、サイレンススズカと同期になります。

これがなんと弥生賞を勝利!ということは皐月賞の優先出走権をゲット。
もちろん行きましたよ、皐月賞。晴れの舞台の中山競馬場へ応援に。

パドックで初めて見るランニングゲイル。青鹿毛で綺麗な馬体でした。
弥生賞同様、武豊を鞍上に配して2番人気。

残念ながらレース結果は6着でしたが、無事にゴールできてなによりでした。

その後のダービー、2番人気も5着。
それ以降のレースも、人気になってなかなか馬券圏内に来ない。

なにもそんなところ父親に似なくてもいいのに(笑)という成績でした。

お疲れさまでした、そして、ありがとう

実はこの記事を書くにあたって、久しぶりにランニングゲイルのことを調べたんですよ。

引退後は生まれ故郷の高橋農場さんでのんびり余生を過ごしていたそうですが、残念ながら今年2022年の2月9日、天に召されたようです。1994年生まれですから28歳なのかな。

お疲れさまでした、弥生賞ではありがとうね。どうか安らかに。

今後も(気が向いたら)このHMと競走馬シリーズをご紹介していきますので、お楽しみに!

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