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アニメージュ2023年12月号レビュー「「たかがアニメ」だから向こう1か月先の放送予定を明かしてネタバレしたって構わないってのは20世紀の感覚。21世紀のアニメ雑誌はネタバレに徹底的に配慮するのだ。」

いい年したオイボレの僕が「オトナプリキュア」にハマりまして。
TVシリーズのエヴァの最終回特集以来,
27年ぶりに「アニメージュ」を購入した訳ですが,
少々浦島太郎的レビューを書かせてください。
先ず「アニメージュ」は月刊のアニメ情報雑誌で,
1ヵ月間のアニメの放送予定,脚本担当者,作画監督担当者等々を
教えてくれるもんだと思ってたのですが,
そうした番組放送予定に関する情報が今は無いのです。

あるのは人気のアニメのキャストインタビュー,スタッフインタビュー,
プロデューサーインタビュー等々。
今月号は夢原のぞみと夏木りんが表紙で,ソレに惹かれて購入したのですが,
同じ意匠のポスター,クリアファイルが収録されてます。
この点は最高です。

本雑誌が出たのが11月8日で
夢原のぞみ役の三瓶由布子さんと
夏木りん役の竹内順子さんとのキャストインタビューで
11月4日放送分の内容に関する質問があったから
最近のアニメ雑誌はアニメ作品との「協定」を遵守して
「先の話」については
余り突っ込んで言及しないのがマナーとなってるんだと納得致しました。
何と言いますか

三瓶「ここからの話数も
「ココに会えてハッピー!!」ってノリにはなかなか…」
竹内「そうだねえ。みんなで
「かんぱ~い!」ってしている時が一番明るいかな(笑)」

っておふたりの会話から「行間を読む」構成になっているのです。

「たかがアニメ」だから
向こう1ヶ月先の内容を明かしても構わないってのは20世紀の感覚で
ネタバレに徹底的に配慮するのが21世紀の感覚。

なるほどなあ。

これからのアニメ雑誌は行間を読む能力を要求されると言う意味で
「オトナプリキュア」がそうである様に
アニメ雑誌もオトナ向けなのかも知れません。

それでもね。
税込1,200円は高いと思いますがね!

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