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映画「バタリアン」ブルーレイレビュー「我が名はバタリアン,我々は大勢であるが故に…本円盤のブックレットは…ヒロシニコフさんの50過ぎのジジイに…主たる購入層に「優しいブックレット」を見習えってんだッ!」
1984年7月3日。ニューニーダ医療品商会で残業中だったフレディは 先輩のフランクから恐ろしい話を聞く。 軍人病院で化学物質を原因とするバイオハザードが発生し 死人が生き返って人を襲い,映画監督のジョージ・A・ロメロは この事件をありのままに描こうとして軍の圧力を受け 大幅に脚色して制作した映画が 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」だと言うのである。 更にフランクは話を続け化学物質に汚染された 「最初の生きている死体」は軍によって隔離密閉され 極秘に処理される筈だったが手違
服部昇大先生の「映画プレゼン女子高生邦キチ!映子さん」第11巻レビュー「邦キチも特撮部もレビュー不能!?「シン・仮面ライダー」の「レビューになってねえレビュー」に恐れ戦け!」
本巻は特撮部の御影と駒木がフル回転で登場している。 散々待たされた「シン・仮面ライダー」。 特撮オタクは即ちアニメオタクなので当然参加する 「魔女見習いをさがして」。 今や最も話題の特撮映画の「マイナスゴジラ」(前後編)。 全12話中,実に4話に登場するのだ。 しかし…「シン・仮面ライダー」のレビューに関しては 例え如何なる微妙な邦画でも「見所」を見出して来た 邦キチの舌鋒も鈍り勝ちで特撮部のふたりに至っては…。 御影「正直オレ達にも全然分からん!!」 駒木「ネット調べで
映画「人間解剖島ドクター・ブッチャー」レビュー「キチガイ博士VSゾンビVS食人族!ウルトラゴアホラー版「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」と言えるのだ。」
ニューヨークの名門大学の医学部の死体安置所から 夜な夜な死体の一部を切断して盗む事件が発生。 ドレイク教授(ウォルター・パトリアルカ)と 優秀な女子学生ローリー(アレクサンドラ・デリ・コリ)が張り込むと 犯人はドレイクの助手のドレーンで 彼は死体から切り取った臓器を食い始める。 彼は東南アジアのモルッカ諸島出身の食人族だったのだ。 追い詰められたドレーンは窓から身を投げ墜落死するが 死の直前に「キートー」と言い残す。 ドレイク教授は東南アジアの文明に詳しい ピーター・チャン
アニメ「響け!ユーフォニアム」第3期第3話「みずいろプレリュード」レビュー「『1年生は身の程を弁えて黙れ!』って考えが部活動の風通しを悪くして,ある日突然空中分解を招くのだ。すっこっしっもっ「突然」じゃねえがな!」
サンライズフェスティバル(サンフェス)出場に向けて練習に熱の入る 北宇治吹奏楽部だが,1年の吹奏楽未経験者が 練習に付いて行けなくなり始める。 高坂(3年):今年の自由曲「一年の詩(ひととせのうた)」…は 表現力と技術力の両方が求められどちらが欠けても 貧相なものとなるかなり攻めてる(難易度の高い)曲…。 従って練習に付いて来られない子(1年)も出るだろう…。 そういう子達をフォローしてる時間はないと思う。 黄前(3年・部長):私は落伍者を出したくない。 全員揃ってこその
長谷川哲也先生の「ナポレオン 獅子の時代」第3巻レビュー「軍人は戦って死ぬのが仕事で戦って死ぬ事が誉(ほまれ)ですらあるが…馬鹿が上官のせいで犬死するのは真っ平御免なのである。」
前巻のレビューで士官学校を卒業し砲兵連隊少尉の地位にありついた ナポレオンにとっては革命の勃発によって軍の将校クラスを占めていた 貴族が国外に逃亡し要職がガラ空きとなり才覚ひとつで コルシカの貧乏人の小倅の自分が 立身出世の絶好の好機を得たと解釈したのである…と書いたが, この状況は何処の馬の骨とも分からぬ無能が 上官に据えられる事態をも招いた。 ナポレオンがツーロンに砲兵大尉として赴任した際に 将軍だったカルトーは画家上がりで軍隊の知識ゼロで軍略の知識もない。 長谷川先生
長谷川哲也先生の「ナポレオン 獅子の時代」第2巻レビュー「王権神授説は否定され王権そのものも否定される以上,簒奪者ルイは死なねばならないのだ。」
1789年蜂起したパリ市民は武器を求めて廃兵院を襲い 武器を奪取するも肝心の火薬が無い。 そこで彼等はバスティーユ牢獄を襲い火薬の奪取を試み これを陥落させ司令官の首を晒した。 報せを聞いたフランス国王・ルイ16世は歴史に名高い次の問答を行う。 「それじゃあ暴動(revolte)が起きたと言うのか?」 「いいえ陛下,革命(revolution)が起こったのです」 revolutionは今でこそ「革命」と訳されるが 本来の意味は「天体の回転」を指し,転じて 「本来あるべき秩序
フィル・スティーヴンス監督の映画「フラワーズ」&ロニー・ソーター監督の映画「シニストリ」レビュー「出口の無い巨大な母親の胎内巡りを強要される6つの命は母親から産まれる事を望まれなかった厩戸皇子の絶望を具現化してるのだ。」
VIDEO VIOLENCE RELEASING(VVR)さんから出た 映画「FLOWERS フラワーズ」のBD-Rには 1.フィル・スティーヴンス監督の映画「FLOWERS フラワーズ」 2.「フラワーズ」で編集を担当した ロニー・ソーター監督の映画「シニストリ」 の2本が収録されている。 1.フラワーズ 奇怪な屋敷で監禁された状態で, それぞれの場所でそれぞれ目覚めた6人の女が辿る冥府魔道。 屋敷内が巨大な胎内として描写され 6人のチャレンジャーが胎内巡りをしながら「出
長谷川哲也先生の漫画「ナポレオン 獅子の時代」第1巻レビュー「長谷川先生の「不眠不休で行軍する鉄の漢(オトコ)達を描きたい」との思いがナポレオンの偉大な陸軍…大・陸軍(だい・りくぐん=グランダルメ)構想と結び付き本作が誕生したのだ。)
僕は無駄に長く生きていて無駄に長くレビューを書いている故なのか 極稀に「感想」を頂く事がある。 昨日拙「ナポレオン」レビューで非常に好意的な感想を頂戴し, 調子に乗って『「ナポレオン」完結時には「通し」で感想を書く』 などとウッカリ安請け合いしてしまったが, 長谷川哲也先生程の才能が20年以上,倦まず弛まず描かれて来た 「ナポレオンの生涯」に対する感想が 400字詰め原稿用紙2枚に納まる訳もなく,次善の策として 各巻の感想を連載して最終的に統合し 最後に「長谷川ナポの一生」を
映画「アンダー・ファイア」レビュー「傭兵の俺は金の為に紛争地域を渡り歩き,ジャーナリストのオマエはお涙頂戴の記事の為に紛争地域を渡り歩いてる…ソコに何も違いはないだろう?プルゥゥゥラァァァイス!(若本規夫声でお読み下さい。)」
中米に位置するニカラグアでは半世紀以上, 人々が歴代の独裁政権に抵抗して来た。 1979年の春,遂に彼等は独裁者ソモサ大統領追放に立ち上がった。 世界中のジャーナリストが混乱する中米に注目した。 米国人フォトジャーナリストの ラッセル・プライス(ニック・ノルティ:玄田哲章)と 彼の撮った写真に秀逸な記事を書く「相棒」とも言える アレックス(ジーン・ハックマン…の声優と言えば勿論石田太郎!)が 戦乱と混迷の続くニカラグア情勢に注目し同国に駐在する。 ラッセルは独裁者ソモサの
ジョン・カーペンター監督の「ニューヨーク1997」レビュー「字幕翻訳も中原昌也氏の解説もクソなので僕が「正しいレビュー」を書いてやるッ!」
1997年,ニューヨークのマンハッタン島は巨大な監獄に改造され 300万人の囚人が好き勝手に暮らしていた。 テロリストにジャックされた大統領専用ジェットは マンハッタンのビル群に自爆テロを敢行するも 大統領(ドナルド・プレザンス)は脱出用ポッドで辛くも脱出し ポッドはマンハッタン島のド真ん中に落ち, 大統領の身柄はストリートギャングの手中に落ちる。 ギャングの首魁デューク(アイザック・ヘイズ)は 大統領の身柄と引き換えに島の囚人全員の釈放を要求。 警察長官のホーク(リー・ヴァ