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しろまんた先生の「先輩がうざい後輩の話」第1巻レビュー「ふたつの疑問」。

本書の主な内容についてはツイッターで
「先輩がうざい後輩の話 まとめ」で検索すれば
現時点で第1話から第34話まで閲覧可能となっておりますので
それを読んでから
本書を購入するか否かを検討されるのがよいと思われます。

本書には第1話から第20話までが収録され
そこに描き下ろしの挿絵が全14頁,登場人物紹介が全2頁,
しろまんた氏による後書きが全2頁,
描き下ろしのエピソードが全5編収録されています。
第1話から第20話までは
各4頁なのでサクッと軽快に読み進めることが可能となっています。
第1話はツイッター版の第1話を基にキチンとペン入れされ
ツイッター版では会社の飲み会で酔いつぶれた五十嵐さんを
先輩である武田さんが車で家まで送り届ける描写が
本書では武田さんがタクシー等の交通機関を利用して
五十嵐さんを家まで送り届けたという描写に差し変わっています。
といいますのも五十嵐さんが酔いつぶれた会社の飲み会には武田さんが
同席しており,また武田さんは下戸ではないので
武田さんが酒気帯び若しくは飲酒運転で五十嵐さんを家まで送り届けた
と思われかねない描写を変更されたためと推察されます。

第15話で初詣にやってきた五十嵐さんと武田さんのエピソードで
五十嵐さんが武田さんに向かって
「来年もよろしくお願いします」
と挨拶する場面は「来年」ではなく「今年」が妥当と思われるのですが
文言の変更はありませんでした。

描き下ろしの5つのエピソードについてですが
最初のエピソードは時系列で言うと第4話の後で五十嵐さんと武田さんが
ファストフード店に行った折のエピソードが描かれています。
2番目のエピソードはガチャにハマった五十嵐さんと
それを眺める武田さんのエピソードが描かれています。
3番目のエピソードはオンラインの対戦格闘ゲームにハマった五十嵐さんとそれを眺める桜井さんのエピソードが描かれています。
「対戦相手」は秘密です。
4番目及び5番目のエピソードは本作品をツイッターで読まれた方が常々抱かれるであろうふたつの疑問,即ち
「風間さんと桜井さんはお互いのことをどう思っているのか?」、
「新入社員時代の五十嵐さんと先輩社員である武田さんとは
どのような「出会い方」をしたのか?」
に対する「回答」が描かれています。
4番目のエピソードは時系列で言うと第16話の後,
5番目のエピソードは第1話の2年前が主体となります。

後書きでは本作品が誕生した経緯が
しろまんた氏御自身によって書き綴られています。

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