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ゲルハルトリヒター作品との出会い

ゲルハルトリヒター
ドイツ生まれ 画家 2022年で90歳になりました
それを記念した展示が今、開催されています
(最近 僕はリヒターはもう画家ではなく作家だと思ってます)

そんなリヒターの存在を始めて知ったのは2008年
アートは心のためにある UBSアートコレクション」森美術館でした
展示が始まる前にある雑誌でこの展示の特集が組まれており
僕は、それをコンビニでなんとなく手にとり、眺めていました
当時の僕はアートというジャンルには興味は多少なりあったが
展示をあまり行ったことがなく、作家など ほとんど知りませんでした

そんな僕の目に飛び込んできたのがゲルハルトリヒターの作品
アブストラクトペインティング『混乱』(1986)という作品でした
こちらのファンサイトのpainting >>Abstracts1986年代シリーズの一つと思われます
※こちらのサイトは公式ではなくリヒター黙認のもと
熱烈なファンの方が運営されているサイトです
(ドキュメンタリーDVD解説より) 

初めて作品を雑誌越しに見た瞬間、少しだけ鳥肌がたち
得たいの知れない感情を埋め込まれた気がしたのを覚えています
そして「なんだ、このかっこいい抽象画は」と思いました
そして、この展示会に足を運ぶことを瞬時に決断しました

このUBSアートコレクション展は最高峰の作品を
セクションごとに分類した展示であり、その内容も
とてもわかりやすい展示でした
リヒターだけでなく、展示タイトルどおり、心が満たされました
この展示が、キッカケで、僕は写真を展示したいと思うようになりました
また、この展示の構造のような展示会を開催してみたいとも思うように
この展示のことを話し出すと、脱線しすぎるので略します

さて、いざ お目当ての作品とのご対面の時

縦横 約2mほどの大きさの1枚の絵画です
当時はアブストラクトペインティングなどという名称も
リヒターのことも、一切知識はない状態でした
ただただ雑誌でみた作品を生で見てみたかった

作品を見た瞬間 当然ですが、雑誌とは違い
大きさと色合い、そして、立体的に波打ったような油彩
それに圧倒され、目から全身へ、そして、心の中にその色彩が入り込み
身体を縛られた気がしました
その後、呼吸が少しずつ荒くなり、鼓動が早まり
様々な感情をかき乱されるような心地でした
作品を見たのちに初めてキャプション : Confused (混乱) だということを知り
言葉が見つかりませんでした

ただただ、作品の前に立ち尽くすばかりで
ここまでしか覚えていません

これが初めてのリヒター作品との出会いで
その後、少しずつリヒター作品、あるいは
ゲルハルトリヒター自身のことを調べ知っていきました
できる限り、日本で作品が展示されているものは見に行きました
特に、ワコウ・ワークス・オブ・アートさんにはよく行きました
ちなみに11日より リヒターの個展を開催しているらしいです
僕は後日いく予定です。行ける方は是非

リヒターの魅力とは何なのか、自分にとって、どんな影響があるのか
なぜ、こんな抽象的なのか、他にどんな作品があるのだろうと
興味が止まりませんでした

そんな体験を今、展示に行って体験している方がいるのかなと思うと
少しばかり、羨ましいです
初期衝動に勝るものはない

僕もできたら、あの時の感覚、感情をもう一度 味わいたい

次回は、ゲルハルトリヒターの魅力を僕なりに伝えてみようかなと

さきほどのファンサイト を眺めながら、また
ここの記事を見に来ていただけたら幸いです

僕は僕の『好き』をただただ記し、ゲルハルトリヒターを
一人の方でも多く、知り好きになっていただけたらと思います

それでは また 

6月11日
ムラセ マナブ








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