ドクペを崇拝するアニメ感想 ~神様のメモ帳~


 ◇内容◇
主人公『藤島鳴海』は成り行きで『NEET探偵事務所』と関わることになる。
現代を舞台に、探偵という内容ゆえかダークな内容となっているようである。
 それにしても、ガラゲーがはびこっていたような一昔前の時代のネットは天才ハッカーがパソコンを扱えば
なんでもハッキングし放題の万能ツールであるような風潮が創作上にあるように感じられるのは私の気のせいだろうか


 ◇主人公のキャラ◇
主人公『藤島鳴海』は存在感がなくそのことを気にしているようである
物語的には受け身のような印象があるが、1話の終わりを見ていると振り回されつつも探偵の集まりを
好んでいる様子である。基本的にやさしく実は姉がいる。主に話術とブレーン役で活躍する。


 ◇アリス◇
ネギラーメンの麺とチャーシューと卵抜きを注文する。常にパジャマ姿、言葉遣いドクターペッパーを異常に愛好する
クマのぬいぐるみが破けると非常に悲しみお風呂に入らないなど
部屋には大量のモニターと真っ暗な部屋、中二病的特徴の強いキャラクターであり自らをNEET探偵と自称するがひきこもりであり
探偵業はグループで活動している。(ネット使ってハッキングし情報を集めるらしい。)
最初の藤島とのやり取りからやや回りくどく小難しい言い回しをするが
言ってしまえば探偵になったのは他人を救いたいからといったところだろう。
死んだ人に対して、意味のなせる仕事はたった2つで『作家』と『探偵』とのこと
作家は夢の中で蘇らせることができ、探偵は墓の中から掘り返して情報に還元できるとのこと
 メタな指摘をするとこの作品の原作はライトノベルであり、作者は『作家』というものになるといえそうである。
(作者はこの作品を作る上で何か思うところでもあったのだろうか)

 そして探偵の掘り返した情報は神様のメモ帳に記されているといっているがこれは意味が分からない。


 ◇ダークな内容◇
最初に3.6秒の割合で子供が一人貧困で死んでいることをアリスは提言する
1話で援助交際をしている女子高生の先輩が行方不明で遺体で発見される。
2話で登場する少女の父親は元ヤクザで何らかの犯罪にかかわっているらしい。

またしっかりと見ていないと内容が把握できずに終わる。2~3話のメオの話は概要は分かるが見返しても
細かい部分が私には理解できなかったので人物の行動に解説も加えられると把握しやすかったかもしれない。

ここでかなりいい解説がされている(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1467302524)

裏社会や現代の闇のような部分に主人公が触れていくようなこの作品は視聴者から見た非日常性が感じられて
そうした部分は面白いといえるだろう。