2020秋アニメの各1話を見た短評 パート1


 ~魔女の旅々~

1話 主人公イレイナは魔女になって旅をしたい。とはっきりとした目的をもってスタートする。
ただそのためには1度魔女に弟子入りする必要があり「星屑の魔女」の元、1年間の修業をする。
そして灰の魔女となったイレイナは旅をすることに。
 これからどうなっていくのか分からないが、旅をする内容としては「キノの旅」を思い出す。
予想としては1話、もしくは2~3話かけて行く街行く街で何かしらの出来事が起こる
オムニバス形式となるのではないかと予想している。


 ~ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-~

 言の葉党と呼ばれる政治政党が、男たちは戦争するな武器使うなディベートによって解決させろ!
ということで、殺傷能力はないものの様々な感情に相手を落とし込む特殊なマイクを使って戦っていく世界観となっており
要はイケメンがラップで戦う話である。

 治安が悪くチンピラやテロリストのような敵をラップでボコボコにする光景は初めて見るとどこかシュールであり
ラップで何を言っているのか字幕が出るのはありがたい一方、敵にダメージを与える場面は過度な誇張表現に感じる。
 またCMバトルであれば先攻後攻で、2本3本とお互いのビートが交互に来るのだがこのイケメンたちは
自分たちのターンだけで相手を倒すのがなんだかズルい感じがする。(まぁ相手は悪党なのだが…)
 ラストの3人一組でこれから戦っていくあろう展開はさながらKOFのような展開やシステムを彷彿とする。


 ~ドラゴンクエスト ダイの大冒険~

 原作はすでに読んでいて内容は知っているのだが、綺麗な作画やテンポ感原作の面白さをアニメに構築する上での
必要な要素が十分備わっている印象で特に問題なく期待できそうである。
 しかし改めてみると無人島からのスタートは未来少年コナンのようであり、広い世界へと旅立つフラグがビンビンと感じさせワクワクとする


 ~いわかける!- Sport Climbing Girls -~

女子高生がボルタリングをする話でスポーツ青春もの。
ただ上るだけではなくどこに手をかけるのか、パズルのように考えて進めるゲーム性や体幹の使い方等
シンプルでありながら戦略性が強調されている。
 主人公このみと同学年の上原隼はガチ勢であり、このみに対しやや尖った態度をとったり
入部の条件に準より速く昇ることを提示したりなど、最初に視聴者との温度差を感じるかもしれない。

 アニメで主人公が部活の類で何かに打ち込む際は2タイプがあり
A. ゆるく打ち込む ( けいおん!、放課後ていぼう日誌、ゆるキャン△、ダンベル何キロ持てる? 等)
B. 真剣にガチで打ち込む ( 響け!ユーフォニアム、ちはやふゆ 等)
 この作品は後者に分類されるだろう。

どちらのタイプでも面白い作品は面白いのだが個人にはAのタイプのほうが好みかもしれない。


 ~戦翼のシグルドリーヴァ~

女の子たちが飛行機に乗ってエヴァに出てきそうな敵と戦う話であり、いかにも水島努監督が好きそうな内容である。
序盤の出だしとしては飛行機の動きや戦闘シーン、音の演出など
 視聴者はまだまだ状況が分かっていないながらもシリアスな雰囲気の中で戦っている光景は見ごたえがある。
 (それなりにシリアスなのだがあまり暗くなりすぎない感じというべきだろう。)
またSFものだが飛行機から羽が生えるという若干魔法っぽい演出もある。

女の子同士の会話や、戦闘BGM、綺麗に渡った空と海などとりあえず序盤はあまりシリアスになりすぎないような感じである。
戦闘後のキャラのやり取りは緩急をうまくつけており、現地点ではかなり期待できそうな面白さである。


 ~100万の命の上に俺は立っている~

 主人公の四谷友助はいきなり異世界転移をし、クラスメイトの女子2人と共に迫りくるモンスターを倒しゲームをクリアしなければならない。
しかし、主人公たちはあまりに弱く特に四谷は「農民」というジョブが与えられ武器はクワとカマしか使えず非戦闘向け。
3人のうち1人でも生き残っていれば30秒で復活するが全員死ぬとゲームオーバーとなり
結構ハードな設定であり、いきなり主人公は闇落ちするところから始まる。
 厳しい状況下とダークな展開、そこから物語がどうなっていくか予測がつかない面白さがありこれからの展開が気になる所。