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雑記


本が出ました!
「このビル、空きはありません オフィス仲介戦線異常あり」
2022年ノベル大賞受賞の作品です。
初めての紙書籍で、デビュー作にあたります。

これまでと方向性が違いますが、オフィス仲介の世界を書くことはずっとやりたかったことの一つです。

オフィス仲介って全くイメージがわかない、という方にもつるっと流動食のように摂取いただける作品を目指しました。
この業界って面白いな、不動産の中にこんな仕事があったんだ、と思ってもらえたらとても嬉しいです。

作品のタイトルにちなんでこの記事ではいくつかの「ありません」について書きたいと思います。

特にカテゴリーのない雑記です。
タグの混在ぶりが全てを物語っています。
作品ガイドというわけでもないので、ためになることは特にありません。

1、この小説に恋愛要素はありません。

表紙の通り、怒涛のお仕事ドラマです。
かわいい女の子とかっこいい男性が表紙を飾っていますがいい意味でロマンスのにおいがしなくて、最高です。
表紙をご担当いただいたゆき哉先生、本当にありがとうございます。
表紙と中身の完全一致ぶりは、読了後にも実感いただけると思います。

一方で、作中では一つ、大きめの感情を設定しています。
本編でも多少触れてはいますが、今日発表されたスピンオフ
「意識高い系第二新卒の憂鬱」でさらに接写しています。

これはとても自分っぽい作品かなと思います。
綺麗じゃない感情が大好きです。
本編前に読んでも、後に読んでも、単独で読んでも楽しい(多分)のでぜひ。


2、デビューした実感がありません。

実感がありませんってなんか変ですね。実感が湧きませんがしっくりきますが見出しのためにこのままにします。

本が出る少し前は、イェーイ!!!!みたくなりましたが、今は揺り戻しがきたようです。周りの人のことを作家として見上げるのは簡単なのに、自分を作家とみなすのは結構難しいです。
これをデビュー作と呼んでいいのか、作家を名乗っていいのかは、あと数年経って、作品をいくつか送り出した後でないとはっきりしないような気がします。
でも人生何があるかわからないし、悠長なことは言っていられないので、巻いていきたいと思います。

3、ちなみにBLをやめることはありません!

これはノベル大賞とは関係ないのですが、一応!
さすがにここはびっくりマークをつけますよ。
BLで得たものはあれど失ったものはない人生なので、自分もいい作品を作りたいなあと思っています。連載はもちろん、小説も!
どうするのが一番いいかもう少しだけ練りたく、時間はかかるかと思いますが前作よりもパワーアップしたいです。
そもそも自分がBLに接近したくてもBLが自分を受け入れてくれるのかという不安もあります笑

今年の目標は小説の紙書籍を出すことでした。
たくさんの方に助けていただき、幸運にも達成できました。嬉しいです。

そして来年も目標があります!
叶うように頑張るので、来年のこの時期にいい答え合わせができればなと思います。

こんな長いエントリー初めてなので、恥ずかしくなったら消します!
読んでいただきありがとうございました。

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