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責任感を「周りと分け合う」という考え方

「責任感が強い人」は好きだ。責任感が強い人は、決めた物事を最後までやり遂げる力があるから。学生生活や仕事、どんな場面においても、責任感が強い人は欠かせない存在だと思う。

ただしその一方で、責任感が強すぎると、自分を苦しめてしまったり、時には周りの人を苦しめてしまうことがある。責任感は、持ちすぎても持たせすぎてもお互いにとって良くないのかもしれない…。

責任感を考える上で大切なことは、「バランス」じゃないかと最近思う。

私自身、責任感を持ちすぎて失敗した経験がある。

それは学生時代にあるプレゼン大会のリーダーになった時のことだ。強い責任感から、「全部私がしないと!」という気持ちになり、誰よりも活動にのめり込んだ。

そして、他のメンバーに対して「何でもっと責任感を持って動いてくれないんだろう」と悩んだ。今思えば原因はメンバーではなかった。責任感が強すぎる私にあったのだ。私が全ての責任感を持ってしまったために、他のメンバーは責任感を持つことができなかったのだ。

最近、「責任感のバランスは周りとの総量で決まる」という話を聞いた。

例えば、自分が50の責任感を持つと相手も50を持つ、自分が100の責任感を持つと相手の責任感は0になるそう。

自分が100の責任感を持ってしまうと、過去の私のように、責任感0の相手に対して「何で責任感を持たないんだろう?」と不満に感じてしまうことがある。

同時に相手からしてみれば、「私は頼られていないんだ」と寂しい気持ちになってしまうこともあるかもしれない。

責任感があることは、とても素敵なことだ。でも時には、責任感を周りと分け合うという考え方も大事なのかもしれないと思う。

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