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売り手に必要なのは『聴く力』だった

思えば、以前よりモノを買わなくなった。昨年は彼氏からの誕生日も欲しいものが思いつかず、

「欲しいモノはないかな。その代わりに、美味しいご飯を食べにいくか旅行に行って思い出作りがしたい」

と言ったほどだ。

一方で、モノへの心理的なつながりは求めるようになった気がする。

「これを持っていれば、身に付けていれば、とても心地が良い」

というような、心理的な安心感だ。

じゃあそのような感情が、どうしたら生まれるか。それは「確かな納得感」だと思う。

今自分が使っているモノは、

・どういった点が自分に合っているのか

・優れているのか

を理解して、納得感を得ている時。

その時に、人はモノに対して心理的なつながりを持つことができるのだと思う。

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売り手と買い手のコミュニケーションって、どうしても売り手側の一方的な発信になりがちだ。「新発売しました」「○○日からセール開催します」など。

でもそうなると、その場では買い手の心を掴んだとしても、長期的に納得感を得られない場合が多いんじゃないだろうか。

私は、これからの時代は、売り手と買い手のコミュニケーションは双方向であることが非常に大切だと感じている。

そのために、商品の魅力を「伝える力」と同じくらい、相手の話を「聴く力」が重要。

買い手の話をよく聴き、その人に最もフィットするモノを届けること。

それこそが、買い手がモノへ心理的なつながりを感じられる、重要なコミュニケーションじゃないかと思うのだ。

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