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【家づくり】3-4 こんなもんはじめて作ったわ

上棟式まで終わったのに、我が家の雰囲気がまったく伝わらないときた。
実は家の設計にあたって「こんなのが好きなんです」と建築家氏に見せた雰囲気写真があるので、ここでもお披露目しよう。

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フィジーで宿泊したハネムーンブレである。
ブレというのはフィジーの伝統住居のこと。平屋だが天井が高くて気持ちがいい。
窓をあけるとすぐそこに海岸が見えるとか最高じゃありません?

滞在中はぶらぶらと島を散歩したり、ヤドカリを捕まえたり、

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当然のような顔してブレに入ってきた野良猫と一緒にベッドで寝たりと、たいへんのんびりと暮らしたのだった。
ついでに結婚式などをした。


今にしてみると照明の少なさとか天井の高さとかがクリソツである。
我が家が白とチークカラーのツートンになっているのはこのブレの影響が大きいといっても過言ではない。

内壁は妥協しまくって化粧ベニヤになったが、良い色に塗っちまえば誤魔化しがきくのと、猫が壁に向かって尿をしまくるようになってしまったので、汚れが目立たず結果的にオーライだった。

では建築中に内部に突撃して撮影してきた写真の数々。
このころは棟梁ほぼひとりでコツコツ作っていたような気がする。
お仕事中お邪魔してすみませんでした。

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上に見えるはロフト。ロフトからはテラスに出られる。テラスからはクローゼットに入れて、クローゼットからは2Fに…というと、たいていの人は「なるほどわからん」という。
家の内部が中庭を囲む螺旋階段みたいな構造になっていると考えて欲しい。

引っ越すときはフェレットを連れて行くし、猫を飼うのは既定路線だったので、動物に邪魔されずにひきこもれるようロフトを作ってもらったわけだが、予想に反して最初に飼ったナッちゃんが余裕でハシゴを登るようになってしまった。猫の運動神経を舐めてた。

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PCエリアの横から入れる秘密の床下収納。
入り口からは想像もつかないほどの収納力を誇るが、絶妙に天井が低いので奥にしまったものが二度と発掘できない。スキーセットとかPowerMac(骨董品)とか謎の運動器具が眠っている。どうしてくれよう。

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ワガママ施主のリクエストでバスタブは床に埋める方式にした。
なぜならユニットバスには到底真似できなくてカッコいいからである。
またがずに入れるので楽ちんであるが、家主も猫も足を滑らせて落下したことがある。
老いたら風呂に落ちて死ぬかもしれない。

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昔からの憧れだった空中階段。
棟梁いわく「こんなもんはじめて作ったわー!ガハハ」とのことで一抹の不安が過ぎってしまったのだが、階段としての強度は問題なさそう。

本当は手すりもつけたくなかったのだが、「落ちたら死にますよ!?」と建築家氏に説得されて渋々つけた。目眩でよろけて危ないことがあったので貴方の意見は正しかったと思います。

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床に張り巡らされたフェレットのための通路。いわゆる匠の遊び心というやつで建築家氏が提案してきたもの(面白いので許可)。
これについても棟梁はいったいなにを作らされているのかまったく理解していなかったという。

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通路の途中にはフェレットがみっちり詰まる秘密基地も作ってもらった。
案の定イタチどもに大人気のスペースであった。

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うちのおキャットたちも小さい頃はこのように通路で遊ぶのが習わしであった。カワイーネー。


なお、飼っていたイタチどもがすべて寿命を迎えてしまったため、現在はイタチ通路を床下配線に活用。
一部ガラスの蓋になっているのはこういった理由があるのです。

そこの君! 応援してくれても良いんだぞ?