ビエラがイスラエル旅から帰ってきた。
3ヶ月ぶりに会ったけど超元気。

イスラエルでの話を聞いてると、報道じゃ流れてこない、向こうの日々の生活があって、時々ミサイルの警報とか鳴ってシェルターに避難することもあったけど、みんな助け合ってて、なるべく普段の生活を維持してるよ。と。

そんな中でアニメーションや音楽作ったりしてたんだって。
この人もやっとる。

当然周りの人達も、早く戦争が終わって欲しいし、パレスチナ人への虐殺なんてしたくない人が殆どだと言ってて、そりゃそうだよなあと。

イスラエルに住んでる人達も、この先どうなるのか誰もわからないんだ。

毎日SNSに流れてくるガザの状況を見てたら、なんて酷い国だ！って感情になってくる。
同時に、段々とイスラエルの人達は、あたかも戦争最高！って思ってる様に見えてくるから、本当気をつけてないとイメージって危なっかしい。

そんな時、イスラエルとパレスチナの友達のことを思い浮かべたら、いやいや問題はそこじゃない！って感覚に戻って来れるから、やっぱリアルな人を知ってるって大事。

SNSから湧き出る怒りの感情って、殆どは妄想と想像から来てて、寧ろそうなる様に意図して作られてるからタチ悪い。

戦争って一度始まると、いくら感情的になっても本当に止まらないし、その余波が一般の人達の分断に繋がってることを、この2年で嫌って程味わってる。

今の、世界中からのイスラエル人に対する憎悪や怒りの様子を見てると、ビエラは自分と何処かダブるのか、非難されてる側の人の気持ちもわかる。と言ってて、なんとも言えない悲しい気持ちになる。

戦争ってことにすれば、どんな犯罪も許されてること自体が一番の大犯罪。

もし、日本の首相が突然戦争を始めたら、僕はどんな顔してればいいんだろうと想像する。
道で日本語使って笑ってたら殺されるのかな。

昔、オーストラリアで、日本人は鯨を殺してるから嫌いだ。と言われたことがあったのだけど、僕からしたら、そんなの鯨殺してる奴に言えよ。って感じだったけど、人のイメージなんて、それくらい安易なことを学んだ。

戦争で幸せだと言う人と、僕は人生でまだ一人も出会ったことがない時点で、もう答えは出てる。

世界中で気の合う人と仲良くなることが、一番の平和活動になってるんじゃないかと思うと、やっぱりまだまだ旅してたいなあと思う。

夫婦を止めてから、ビエラもまた凄い経験をしてて、心配と感心が混ざりあった複雑な気持ちで眺めてるけど、お前はまず自分の心配しろって心の声が聞こえてくる様だ。

【Bela Unclecat】

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