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2023.11.17 チェコが気に入ってる

プラハから電車に乗ってBeroun (ベローネ) という町にやって来た。
ずっと見晴らしのいい山の上に行きたくて、そこからバスに乗りかえて山をひとつふたつ越えながら段々と標高が上がっていく。
バスを降りると、同じバス停から乗った高校生くらいのグループの子達がバスの中から手を振ってて、本当ここの人達は愛嬌あって可愛いから、それだけで今日一日気がいい。

ジブリのオーケストラを聴いてると、雨でぬかるんだ山道も小雨混じりの曇った空も全部ファンタジーの世界に見えて嫌じゃない。
コンバースのスニーカーが濡れた地面の上だとこんなにも滑るものなのかと、何も考えず履いて来たことをちょっと後悔してるんだけど、ラピュタの曲が流れてくると、滑る足も全部物語の中みたくなって、ま、たまにこういうのもいっか。になる。
山の中ですれ違う、髭の長いお爺さんも半分妖精だ。

現実とファンタジーの間くらいで生きてるのが僕には丁度いいんだなと、辿り着いた岩場の頂上からぼけーっと遠くまで広がってる中央ボヘミアを眺めてた。

帰り道、どうせなら登って来た道と違う道から帰ってみようと、ちょっとアドベンチャー気分を出してみたら、来た時の何倍も山の中を歩くことになり、最終的に全く別の村に降りてしまい、何とかヘロヘロで家に帰った。
なのに、どうしても今日バスで通った村や山が気になってしまい、翌朝また同じ電車に飛び乗った。






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いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!