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Santiago de Cuba 01

-2010-
Baracoa - Santiago de Cuba



キューバに来て一週間が過ぎた頃、往復の航空券をメキシコで買ってしまった事を後悔していた。
一ヶ月しか滞在出来ないと思っていたキューバ、どうやら現地の大使館に行けば、さらに一ヶ月間延長出来る事を知ってしまったのだ。
一日3000円あれば優々生活出来る環境と、現地の人達との付き合い易さに、すっかりメロメロ。



昨日知り合ったおじさんが自転車を貸してくれた。
鍵なしでもノープロブレムな土地と人は、油断してたら騙されるかも!という頭の片隅にある緊張感を柔らかくほぐしてくれる。

人から騙されないように生きていくスキルは、現代で生活していくのにとても重要だと思う反面、もし誰かをハメて傷つけたり、儲けてやろうとする人のいない、小さな世界の中で生きられるなら、今と比べ物にならない程豊かでいられるとも思う。





サンティアゴ・デ・クーバという街へやって来てすぐに、道端で声をかけられた。
少し英語がわかる人で、俺はラスタだと言う。(彼の名はジョニー)
また現れた!

髪がドレッドになってから、ドレッドの人に拾ってもらう事が増えた。
世間話をしながら、どこか美味しいレストランを教えてもらおうとしたら、今から母親の所に行く用事があるから、よければそこで一緒に食事しようと誘ってくれた。

行ってみよう。


隣町のお母さんの家まで来てみれば留守中で、あそこかも!と親戚らしき人の家を何件か周りながらコーヒーやジュースをご馳走になり、諦めかけた頃に家の近くで再会。(ジョニーの彼女と道でばったり出会って喋ってたんだとか)
豆のカレーとサラダを作ってご馳走してくれた。



一緒に食卓を囲むと、一気に人の距離が縮まる食の不思議。
こうして、新たな街でラスタジョニーと遊ぶ日々が始まった。



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いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!