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2023.07.25 ガーンの経過報告

来週から治療に入ると言われて、優雅なひとり時間を過ごしてたのも束の間、昨日検査で病院に来たら、今週やらなくちゃいけない検査が結構あるから、このまま入院しましょう!大体1、2週間です。って言われて、大慌てで断った。

何の準備もないまま突然1、2週間入院出来る人ってそんないるの?
着替えも歯ブラシも、スマホの充電器すらない!

家に帰るのはお勧めはしないけど、強制も出来ないからと言うので、多分夜には帰ります。と言い残してとっとと帰った。
部屋の片付けや猫の散歩やらをバババーッと済ませて、夜、荷物をまとめて病院に。
もう23時過ぎてるのに玄関は開いてるし、お医者さんもまだ働いてて驚いた。

早朝一番で全身のCTスキャンを撮ってみたら、とりあえず他の場所に転移は見えないそうで、ほっとしたのも束の間、喉の腫れ方の進行が早いから、最低でも2週間は絶対入院てことになった。
リンパの腫れが大きくなると呼吸が出来なくなるんだそうだ。

隣のベッドの見るからに優しそうな青年は、僕と同じリンパ種で今、半年くらい治療してるそうで、俺、最初の入院は2ヶ月半だったよー。と笑って教えてくれた。
抗がん剤の副作用が大きいと、退院も延びるんだそうだ。

他にも、近所の美味しいパン屋やカフェ、公園、医療用大麻の買い方とかにも詳しくて、最近は昼になると外へ出かけて、友達とランチして帰って来るんだそうだ。
大麻のお陰で、これまで抗がん剤で食べられなかった食事が少しずつ食べられる様になったんだって。

さらにここの食事が嫌なら、デリバリーで頼むのも自由なんだそう。
僕のイメージしてる病院と全然違う。

治療も楽しまないと治らないからね。と、僕より20歳以上も年下なのに頼れる先輩!


ここの大学病院は、世界でもベスト3に入る大きな所らしく、その分働いてる人や学生さんの人数も半端ない。
特にスケジュールの事なんかは、人や時間によって言うことが全然変わるから、聞いても半分流してるくらいじゃないと、言ってたのと違う!ってことばかりでストレスになる。

ついさっき別のお医者さんが部屋に来て、僕の治療について話し合った結果、今からステロイドを打ちます!と言われて、まず想像したのはマッチョな格闘家だった。

とにかく僕の喉の腫れを抑えたいそうで、ステロイドは即効性があるんだって。(筋肉はつかないそうだ。)
確かにここ数日、喉の痛みの種類が変わってきてて、喉の奥が火傷してるみたいにヒリヒリと痛む。

これまで生きてて、病院なんて殆ど来たことないので、へえー!そうなんやー!って事ばかりで、心配する程の知識も経験もない僕は、一体どうなるのか委ねてみようと思う。

隣の彼が、今はがん細胞が殆どなくなってきてるって話を聞くと、まあやってみようという気持ちになれる。

病院は病や怪我を治す所で、決して暗い気持ちになったり不安や心配を増長させる場所じゃないんだね。

彼が医療用大麻のジョイントを片手にバルコニーに出て行くのを見送った。





なんとベルリンの友達が、僕のクラウドファンディングを立ち上げてくれた!
泣ける!本当にありがとう!
ここに入る全てのお金は治療費や生活費、元気になる為に使わせて頂きます。
これで元気にならない訳ない!



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いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!