土用期間/#日日雑記

1月18日から2月3日まで、冬の土用期間となります。
土用とは、五行説で振り分けられた四季に当てはまらなかった立春・立夏・立秋・立冬前の18日間ないし19日間のことで、前の季節の気が極みに達して濁って不安定な状態をいいます。

土用期間は、年間に70日前後ありますが、この期間は土公神と呼ばれる土の神が支配する期間で、土用期間には土の気に影響する事は嫌われます。

土の気は非常に強いので、禍も多く、昔の庭師は土用期間は掘って根に障る作業は避け、枝などの剪定に留めたようです。

見通しが良いのに、意味不明に事故の多い交差点は、コンパスを持っていって計っても北を指さず、針が回り続けることが多く、調べてみると、土用期間に地面を掘って工事したということが、わかることがよくあります。

私の師匠の自宅そばの交差点がそういう交差点で、工事をする時から気づいていて「まずいな」と思っていたそうですが、完成すると、本当に毎月のように事故が続き、警察の方も「手前の見通しの悪い交差点で事故が起きないのに、この見通しのいい交差点で、なぜ事故が起きるのだろう?」と不思議がっていたそうです。
たまたま次の工事が土用を外して入ったため、それ以来5年になるそうですが、事故は一度も起きていないそうです。

家の新築には、特に注意が必要で、土用に対しての知識を持っていないと、家相に関係なく取り返しのつかないことになった方に、何人もお会いしました。
楽しみにしていた家の完成が、大変な悲劇の幕開けとなったようです。
家の新築の時期を気にしない家相の先生は驚くほどいますので、そういう先生には注意しましょう。

また、他に注意しなければならないのはお店で、土の気は人を引きつける力に影響するため、繁盛していたのに、お店の前の側溝を土用期間に工事されて、客足がパタっと止まり、つぶれてしまうこともあります。

家にしろ、お店にしろ、ちょっとしたことが大変な損害につながりますので注意しましょう。

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