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思い出の古い家

時が止まったかのような古い家に足を踏み入れる
かすかに漂う懐かしい香りが私を包む
壁には昔の思い出が刻まれたまま

久しぶりに歩む古い家の通り道
胸に響く懐かしい足音が響き渡る
思い出の詰まったドアを開ける瞬間

そこに広がるは、かつての私の世界
時が止まったような古びた家具たち
ホコリ舞う窓辺から差し込む光

壁には昔の写真が飾られている
微笑む顔、幸せな瞬間が切り取られて
それぞれの瞬間が語りかけてくる

階段を昇る度に昔の日々が蘇る
子供の頃の無邪気な笑い声が耳に響く
家族の絆が満ち溢れていたあの頃の思い出

廊下の隅に置かれた古い時計が静かに刻む
その音は心のリズムに重なり合い
過ぎ去った時間の流れを感じる

部屋を覗き込むと、まるで過去の映画のよう
幼い日の遊び場、夢の庭、囁かれた秘密
一つひとつの部屋が詩のように物語を奏でる

調度品の色褪せた美しさが愛おしい
古びた本棚には私の夢が詰まっていた
日々の思索と想像力が交差した場所

壊れかけた窓からは風が吹き込む
心地よい風が過ぎ去った季節を語り始め
古い家のなかに溢れる過去の息吹

窓から差し込む光が古い写真のように輝く
ホコリ舞う中で見つけた宝物たち
古い本や手紙、思い出のアルバム

古い家よ、私の宝箱となってくれた場所
あの頃の笑顔と涙がここに息づいている
ありがとうと伝えながらも、また戻ることを誓う



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