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地方中規模リゾートホテルで働くススメ。ゆるくてまぁまぁ楽。でもスキル付く。

天草からこんにちは。カチと申します。

普段は地方創生、地域活性化の仕事(研究)をしている者ですが、今は天草にあるとあるリゾートホテルでバイトとして働きながら、観光業・宿泊業の知見を学習しているところです。

これまでも全国いくつかのホテルや宿で働いてきたのですが、今の職場が凄く良い環境で、観光業・宿泊業の様々なノウハウをここ一つで経験できる上に、まあまあゆるくてのびのびと働けるところがいいなと感じているので、具体的に紹介していこうと思います。

観光業・宿泊業に興味がある人、リゾートバイトに興味がある人はちょっとだけ覗いてってみてください。



はじめに

「地方中規模リゾートホテル」とはなにか。
今回ご紹介するうえで大事なところが、これら一つ一つの属性が他のホテルで働くよりも素早く良い経験が得られて、のびのび働けるところに繋がります。

「地方」の利点

地方のホテルのほとんどは慢性的な人手不足のことが多く、人手不足だからこそ、新しいことにチャレンジをするリソースや人材が足りず、都会のホテルよりも機能や体制が古いことが多いです。
これがなぜ良いのかというと、逆にアナログ的にホテル営業の仕組みをフレームワーク的に学ぶことができるからです。
全然最適化されてないからこそ、土台を学べるといった感じです。
使っているホテル管理システム(PMS)も昔ながらのめちゃくちゃとっつきにくいタイプのやつ(非直感的)な物なんですけど、自分で手と目を動かしてしっかり考えて業務を行わなければいけないため、これができるようになれば、新しいPMSを使った最適化された業務なら余裕でこなせると思います(笑)
でも意外と古いPMSも非直感的であるだけで、使い慣れてくると結構良いんですけどね、、、(もちろんもっと最適化はできるけど)

あと、地方あるあるだと思うんですけど、都会の職場に比べてすごいゆるいです。そもそも地方自体があまりルールや規範に縛られず、思いやりによって社会運営がなされているからという点もあるのですが、心理的安全性が高い環境で自分次第でゆるくもバリバリいこうとも働けるので、良いなと感じています。
(とはいえ、ぬるま湯組織っちゃぬるま湯組織でもあるので、自分の意識の持ちよう次第です。ただ、新しい意見を受け入れないわけではないです=危機感は多少ある)


「中規模」の利点

まず、ここで言う中規模ホテルが大体どれくらいかというと、感覚ですが室40前後から70室手前くらいにしたいと思います。その理由も、100室超えの大規模ホテルだと業務が細分化・最適化を相当進めていると思うのですが、私の今働いてるホテル(55室)では、人手不足もありますが、そこまで業務細分化がされていないため様々な業務を経験することができると思います。
中規模だとスタッフ数が少ないため、別部署でもヘルプで駆り出されたり、急に休みが出た時のバックアップなど、全スタッフが色々な業務をできるように備えるため、バイトでも色々な業務を研修することがあると思います。
(例:清掃、フロント、予約、レストラン、ブライダル、温浴、販売など)

かつ、小規模ホテルよりも良い点が、中規模リゾートホテルだと、大規模ホテル並みに館内施設が揃っている場合が多いという点もあります。
大規模ホテルにも見劣りしないちゃんとした施設がある分、小規模ホテルでは得られない経験が大規模ホテルよりも素早く得られると思います。


「リゾートホテル」の利点

地方≒リゾートホテルなところもありますが、地方リゾートホテルの特徴として、やはり観光目的のお客さんの利用が多く、金土日の稼働率は高いのですが、平日は比較的低く暇な時間ができやすいため、裏で戦略を練ったり、色々取り組める時間があります。
また、リゾートホテルには普通のビジネスホテル、シティホテルなどよりも客室グレードの差を多く設けたり、その土地の特徴を生かした唯一無二のコンテンツや特徴があったりするので、立地がものを言う宿泊メインの普通のホテルよりは働いていて楽しいと思います。ただし、高級リゾートホテルブランドだと、いちバイトが色々取り組めるほどゆるくはないと思うので、それなりのところを探すのが良いかなと思います。


他のメリット

場所によるとは思いますが、地方中規模リゾートホテルで働くメリットをいくつか書き出していこうと思います。

・景色が良い
めちゃくちゃ単純なことですが、景色が良いところで働くのはそこそこ精神的に良い影響を与えてるんじゃないかなと思います。
実質ワーケーションしてるみたいなものですね。

・自分のスキルを活かせる
これは私の例ですが、ホームページの情報更新やプラン作成業務などのIT業務を担当していた人が最近辞めたため、現役IT系学生私がしばらく暇なときに行うことになり、実践的な取り組みを行えています。

・温泉に入れる
仕事終わりに温泉に入れるところもいくつかあるかなと思います。単純に最高。

・予約業務、フロント業務をするとホテル運営の内情を知れる
具体的なところだと、どのエージェントから予約が多いのか、どの地区からの来館が多いのか、どういう層にどういうプランがウケるのか、もっと言うと経理の内容まで知れる場合もあると思います。これも大きいところだとそこまで知れないと思うので地方中規模の良いところだと思います。

・朝ごはんがバイキングとかであれば残りものを食べられる
これも私の例ですが、一人当たりに対して結構な量の朝ごはんがあるので、ほぼ確実に余ります。私は大体中番で10時や11時~出勤なので朝ごはんを裏で頂いてます。めちゃくちゃありがたい。

・早番、中番、遅番などライフスタイルに合わせて勤務できる(かも)
ホテルは24時間営業のため、さすがにいきなり夜勤バイトになることはないと思いますが、早朝出勤から午後イチ出勤までシフトが様々あります。場所によっては自分に合った勤務ができるかなと思います。

・インバウンド率にもよるが語学力を活かせる
ホテル業(特にフロント)はインバウンドの対応があるため、インバウンド比率の高めな地域は語学力を活かして、高められるかなと思います。外国人労働者もそこそこいます。(インバウンド率は各自治体の観光動向調査とかに載ってたりします)


デメリット

そもそもホテルで働くデメリットや、地方中規模リゾートホテルだからこそのデメリットもいくつかあるので書き出していこうと思います。

・給料が安い
ホテル業界自体が薄給ということもあるんですけど、従業員(特にバイト)は最低賃金が基本です。地方だと最低賃金も安いのでお金目当ての人は微妙かなと思います(一部リゾートバイトは除く)。

・刺激がない
基本的にルーティンワークのため、仕事に刺激はあまりありません。
自分で面白さを見つけていかないと楽しみは少ないかなと思います。

・場所にもよるが周りに何にもない可能性が高い
リゾートホテルは立地よりも景色の良さや、敷地の広さとかで推してたりする場合があり、その場合ガチで周りに何もない可能性があります。長く暮らすにはキツイところもあると思うので事前調査が必須。

・食生活が終わる(住み込みの場合)
ホテル住み込み=キッチン無い+小さい冷蔵庫なので自炊や冷凍食品ストックができず、お湯とレンチンだけで安く抑えようとすると大体食生活が終わります。なので私はヨーグルトとオートミールを買いだめし、冷凍フルーツと一緒に混ぜて主食とし、巨大サラダBOXでビタミン補給、ちくわやかまぼこなどでタンパク質接種など、死なないようにパターン化しました。フリーズドライ味噌汁などもおすすめ。

・土日の休みが取りづらい
特に地方リゾートの場合、土日のお客さんが多いため、休みを取ることは難しいです。スキルをつけるために短期~中期働きに行くなら特に問題ないかなと思いますが、長期で働くとなると地味に効いてくるところかなと思います。


そんなホテルを見つける方法

例:自分の場合は、よく通っていた天草のガソリンスタンド経営者の方に「天草で2、3か月くらい働けるホテルを探してるんですよね」とつぶやいたらたまたま紹介してもらった感じで、すんなり面接、翌日から来てねという感じになったのでやはり人伝ての紹介は強いです。
たまたま行き着いた先が今のホテルだったので幸運です。

リゾートバイトサイトで探すのもアリだとは思いますが、やっぱり距離感の近い探し方をした方が良いかなと思うので、ワンチャンおてつたびやX(twitter)やインスタでホテル公式アカウントor支配人、オーナーとかのアカウントを見つけて、直接DM送ってみるとかのやり方が良いかな~と思います。


おわり

ここまで色々だらだら書いてきましたが、これはあくまで私一人の個人的な経験なので、あんまり参考にしすぎないくらいで読んでもらえたらなと思います。宿泊業、観光業、これからアツい業界なので、もし興味があれば一度中を見てみるのも面白いかなと思います。

ホテル、おもろいぞ!!!


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