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”生きることと死ぬこと”by 『The Arth』


「明日、もし死んでしまうとしたら、今からあなたは何をしますか?」


医療・介護従事者は、「生と死」に近い場所で働く職業です。

リハビリテーションに携る私たちは、人が生きること、死ぬことを毎日のように肌身で感じ、その葛藤や喜び、人生の楽しみも苦しみも、あらゆる生々しい感情を日々対象者と分かち合います。

例えば、私が臨床で出会った患者には、進行性の病に掛かり、日々歩けない、言葉が出にくくなるなどの症状が強くなっていることを自覚している人がいました。

それでも家族のために、父親としての役目を果たすために、そして何より自分の誇りのために、残された時間で精一杯、”自分の人生”を表現するために毎日職場に頑張って出勤しています。

彼は、病になり、”死”を意識するようになってから、同時に真逆の存在であるはずの”生”を強く意識するようになったのかもしれません。

私はそのように感じました。


一生懸命生きるために

現代では平均寿命も伸び、日常生活の中で死を身近に感じる機会は減ってきています。とても素晴らしいことである反面、生への強烈な欲求、つまりは「生きたい」という思いを維持しにくい環境になっているのかもしれません。

感覚が麻痺してしまっているだけで、本当は、人間も生物である以上、いつだって死と隣り合わせで生きています。

交通事故で、明日、突然私やあなたに死が訪れるかも知れませんし、当たり前のことですが、人生の時間は限られています。

平和な現代の日本で、永遠に続くように思いがちな、私やあなたの人生もいつか必ず終わりを迎えます。


私たちは、楽して時間を消費するだけの人生で良いのでしょうか?

限られた時間を何に使っていくべきでしょうか?

命を何に燃やすべきでしょうか?


明日もし死んでしまうとしたら、今からあなたは何をしますか?

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以下にリンクを張っていますので、死生観について深く考え抜いたセラピスト達14人の記事を読んでみて下さい。

死を意識することで、あなたの今がより強く輝くことを願って。


1.生きることと死ぬこと~多様性モリモリな時代だからこそ、好きにする、うるせぇよ~

2.生きることと死ぬこと〜リハビリの現場から〜

3.生きることと死ぬこと〜死に近い職場で学んだこと〜

4.生きることと死ぬこと〜ゴリポンの働いてきた現場から〜(ブログ記事)

5.生きることと死ぬこと〜わたしのいきかた〜

6.生きることと死ぬこと〜時代と倫理観〜

7.生きる事と死ぬ事 長野の山奥から

8.生きることと死ぬこと

9.生きること死ぬこと  ~母としてPTとして思うこと~

10.生きること死ぬこと。〜死から学ぶ関わりの大切さ〜

11,生きることと死ぬこと~ワクワクするか否か~

12.生きることと死ぬこと~父の死と新たな命に触れて~

13.「生きる事」と「死ぬ事」~PTとして親として感じた事~

14.生きることと死ぬこと~最期まで生きている証を~


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