りん

美術館記録

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最近の記事

木下佳通代 中之島美術館

没後30年 木下佳通代 中之島美術館 2024/5/25-8/18 初日に行って来た。 抽象的な絵画が多くまた写真作品もあった。 草木をモチーフにしたものらしくとても面白い作品だなと思った。 ●写真作品 まだ何枚も写真がありどんどんものが増えていく。 今度は減って行く 最後は何もない状態に。 色の範囲が増えていく。 他の色の作品もあったけども、緑をピックアップした。 これも面白い。 ●抽象画 とてもダイナミック。 木下佳通代が使っていた道具や、 全体の

    • キュビズム展 京都市京セラ美術館

      パリ ポンピドゥセンター キュビズム展 美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ 京都市京セラ美術館 2024年3/20〜7/7まで開催 セザンヌ、ルソー、呪物などから、発想を得てキュビズムは始まった。 注釈を読んではみたが、 キュビズムは難しくて理解したつもりではあるが、説明が出来ない。 (私のこの記事も全くうまくまとめられていないと思いつつアップしてる) 当時も受け入れられなかったのか雑誌などで揶揄されたり批判も多かったらしい。 キュビズムといえ

      • 特別展 雪舟伝説「画聖の誕生」

        特別展 雪舟伝説「画聖(カリスマ)の誕生」 室町時代から絵師がいた。 初めて見た雪舟には息を呑んだ。 迷いのない筆の置き方と構図。 ワークショップにも参加出来て見識が深まった。 ヒントから誰の描いた作品かを当てるワークショップ。 今も会期中(5/26まで)で答えが分かると面白くないかなと思うので書きません(^^) 展示作品はすべて撮影不可。 「四季花鳥図屏風」が今回のお気に入り。鶴の屏風絵。 ガチャガチャ。天橋立でした。 ねこのめ美術館で、ちょうど雪舟のことを

        • 小林正和とその時代ファイバーアート、その向こうへ 京都国立近代美術館

          小林正和とその時代 ファイバーアート、その向こうへ 京都国立近代美術館 2024/2/18Twitter投稿分 OKパスポートを買ったので、 普段なら行かないような展示にも足を運ぶ。 生誕80年・小林正和を中心とした展示。 ファイバーアートは初めて見ましたが、 大掛かりな展示作品は、 日常を忘られますね。 小林さんの作品からは生命力を感じる。

        木下佳通代 中之島美術館

          跳躍するつくり手たち    京都市京セラ美術館

          跳躍するつくり手たち 京都市京セラ美術館 2023/5/26Twitter投稿分 展示数が多いので、 私が特に良かったと思ったものを何点か。 個性のあるものをケンカせずに配置されてる空間には良い意味で言葉を失う。

          跳躍するつくり手たち    京都市京セラ美術館

          ドラマ『TAROの塔』

          ドラマ『TAROの塔』NHK 2011年制作 2023年8/20Twitter投稿分 以前総集編と知らずに見たドラマ。 今回は全4回分のドラマを見てみた。 総集編の内容は3話と4話に寄っていた。 岡本太郎がミステリアスなので敏子さんからアプローチをかけていくドラマ構成にしたのだろうか。 1話2話の幼少期青年期を大人の岡本太郎(松尾スズキ)がナレーションを担当しており、 3話4話は岡本敏子(常盤貴子)がナレーションを担当している。 それにしても、 岡本太郎の母のかの

          ドラマ『TAROの塔』

          ブルーナ絵本展 大丸ミュージアム

          ブルーナ絵本展 大丸ミュージアム<京都> 3月13日〜25日 ミッフィでお馴染みのディック・ブルーナ。 原画だけでなくメモや下書きなど貴重な資料や、絵の描き方なども展示。筆先を切って描きやすいように自分で工夫してたらしい。 またブルーナの絵本には、余白が必ず存在している。それは見る相手に想像をさせるための余白であった。 ブルーナさんのアトリエに来たような気持ちになった。 図録を購入。

          ブルーナ絵本展 大丸ミュージアム

          文化勲章三代の系譜 上村松園・松篁・淳之

          文化勲章三代の系譜 上村松園・松篁・淳之 京都高島屋  2024年3月6日〜25日 松園は美人画、松篁は自然美を描き、淳之は花鳥画と三代それぞれの違いがよく分かる構成。それぞれが描きたいものを描いた。 「祖母と父とは画家としてお互いを尊敬し合っていたと思う」という淳之さんの言葉に心が温まる思いがした。 画家が三代続くのはきっと珍しいんでしょうね。 松園は緻密な絵を描いてたけども、松皇、淳之は、ダイナミックな画風に感じた。 特に淳之さんの描く動物がかわいくて見ていてやすら

          文化勲章三代の系譜 上村松園・松篁・淳之

          テート美術館展 光 中之島美術館

          テート美術館展 光 ターナー、印象派から現代へ 中之島美術館 お手洗い横にフォトスポットがあります。笑 今回はテート美術館の中でも、光にまつわる作品を集結させて展示。 作品ごとのキャプションも明暗に対して言及されてた。 ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー。 ターナーの絵をほかにも何点かあったけども、これが私は1番好き。 ジョン・ブレットの作品。 メインビジュアルのひとつですね。 これもやっぱりよかったですね。 ジョン・マーティンはポンペイの噴火を実際に見たわ

          テート美術館展 光 中之島美術館

          長沢芦雪 中之島美術館

          長沢芦雪 奇想の旅 天才絵師の全貌 中之島美術館 良く言うとヤル気、悪く言うとイキリに思えてた芦雪。 しっかり学んでその学びを作品に活かすスタイルには、突き動かされるものがありつつも、多様な作風に置いていかれる…気持ちに。 もっともっとと思う中46歳で逝く。その死は謎。 無量寺の龍図襖と虎図襖が見事だった。 若冲や師匠の円山応挙のような繊細な描写とはまた違い、芦雪の描く生き物の躍動感には見るものの目を奪われる。 大幅な展示替えするらしく、 後期も行きたい。 11/22

          長沢芦雪 中之島美術館

          竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー 京都市京セラ美術館

          竹内栖鳳破壊と創生のエネルギー 京都市京セラ美術館 2023年10/7〜12/3まで 明治から昭和初期にかけて活躍した絵師。 雀が大好きで生涯かけて描いてたらしい。虎、龍、象、獅子など大きな動物。うさぎもあった。 形にとらわれることなく各動物の内包されたものまで描き出せていて今にも動き出しそうだった。 掛け軸や屏風に描いてる作品が、多かったし、円山応挙の影響を受けた絵もあり、江戸の絵師だと思っていた💦 これを知るのもまた美術館に足を運ぶ醍醐味。 本物の絵を見ること

          竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー 京都市京セラ美術館

          大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語 神戸市立博物館

          大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語 神戸市立博物館 (2022年3月30日のツイート。 Twitterに投稿した文章をnoteに移動) 「墓を暴くのはどうなのか」と思いだいぶ前にやっていたツタンカーメン展は行かなかった。 今回のミイラ展を見て何のために墓を掘り起こしてるのかが分かった。 歴史研究の奥の深さを痛感した。 歯の病気から脳へ影響されてしまうらしい。歯科技術の発展により病気に苦しむことが減ったと知り驚いた。 「ミイラ職人」という単語には深く感銘を受け

          大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語 神戸市立博物館

          山下清展 神戸ファッション美術館

          山下清展 神戸ファッション美術館 (2022年8月27日にTwitterに投稿した文章をnoteに移動) 長岡の花火が好きで、 これを見に行きました。 貼り絵でこの躍動感。音が聞こえてきそう。 山下清さんの生い立ちは苦労もあったようですね。 吃音、発達障害、養父からの暴力…戦争。 並々ならぬ記憶力があり、帰って作品を描いたそうです。

          山下清展 神戸ファッション美術館

          展覧会岡本太郎 中之島美術館

          展覧会 岡本太郎 中之島美術館 (2022年9月17日にTwitterに投稿した文章をnoteに移動) 覗き込む太陽の塔を激写 阿部サダヲさんの音声ガイドも聞き取りやすいし岡本太郎さんのセリフを演技するところもおもしろかった。 「権威に戦ってきたけどいつのまに戦う権威がいなくなり、自分が権威になっていた」が印象的でした。 権威…太郎さんは、太郎氏の父、漫画家の岡本一平さんを越えたかったのではないかなと私は思いました。作家というより人間の活動として。人間として自由でい

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          フェルメールと17世紀オランダ絵画展 大阪市立美術館

          フェルメールと17世紀オランダ絵画展 大阪市立美術館 (2022年9月14日のツイート。 Twitterに投稿した文章をnoteに移動。) 「窓辺で手紙を読む女」が初公開ということで行ってきました。平日なので、余裕かと思いきや30分くらい並びました。 さすが初公開。 温かみのあるストーリー性が感じられるフェルメールの絵画は女性人気高い。癒されますよね。 手紙を読むミッフィは、実際のぬいぐるみは手紙と目の距離が近過ぎて「近眼か!」ってツッコミたくなった。 角度によっ

          フェルメールと17世紀オランダ絵画展 大阪市立美術館

          ルーヴル美術館展 京都市京セラ美術館

          ルーヴル美術館展 京都市京セラ美術館 行ってきました。 メインビジュアルのひとつ。 神話のワンシーンを描いていて、 物語を知っているとさらに楽しめる絵画となっています。 今回のルーヴル美術館展は、愛がテーマらしく、恋人や親子、師弟など様々な関係性の愛をテーマとした絵画が展示されていました。 プシュケとアモルの物語はこちらを参考にしてください。 「配偶者の顔を見ないでも愛せるかどうか」と、愛を試されているようにも見えます。 少し違うけれども日本のイザナギ、イザナミの

          ルーヴル美術館展 京都市京セラ美術館