BOOK AND BED TOKYO 京都店に泊まりました。

先日、京都に用事があり、その際「BOOK AND BED TOKYO 京都店」に泊まってきました。以前から泊まりたいなと思っていたので、良い機会でした。

まず立地ですが、京都駅から地下鉄に乗り、阪急京都線河原町駅、または京阪祇園四条駅を降りてすぐのところに、BOOK AND BED TOKYO 京都店が入ったビルがあります。公式HPの写真に載っているように、四条通りを挟んだ向かい側には南座が見えます。こう言うと観光客が多くて外がうるさそう、と思ってしまいそうですが、ビル自体は四条通りを少し外れた奥まった所にあり、また、ビルの9階にあるので、外の音がうるさいとは全く感じません。
私は方向音痴なので、場所が分からなかったらどうしようと心配でしたが、すぐに発見出来て良かったです。

さて、ビルの中に入り、エレベーターに乗り9階へ向かいます。9階に降りるとすぐ大きなドアがあります。なんだか立派なドアだったので、入っていいのかな・・・?と心配しましたが、入ってみるとすぐにバーのカウンターのようなところがあり、そこで受付のお姉さんが「こんにちは!」と言ってくれたので安心して入ることが出来ました。一通り説明を受け、バスタオルなどを受け取ると、カウンターの隣にあるドアへ案内されました。そして、そのドアを抜けるすぐ、「泊まれる本屋」をコンセプトにした大部屋が現れます。

その部屋は中心に棚が集められ、本がたくさん並んでいます。雑誌から漫画本、文庫本、歴史書、アートブックなどなど、あらゆるジャンルが揃っています。そしてその本棚の寄せ集めを囲うように大きなソファが並んでいます。そして、本棚が所々ぽっかりと空いたところに、奥行のある空間があり、そこに布団、枕、電源、ランタンが置いてあります。そこで寝ることになるのですが、思ったよりだいぶん広々としているので、寝心地も良かったです。洗面所やトイレ、シャワーなどもその大部屋の一角にあります。

このホテルのコンセプトは先程も言いましたが「泊まれる本屋」。あくまでコンセプトであり本の売り買いは出来ないのですが、「本屋や図書館に泊まってみたいな〜」という想いを実現した場所になります。公式HPには、その想いについて書かれています。

さて、今回は少し用があっての旅で少し疲れがあったので、「せっかく泊まりに来たけど、本を読む前にすぐ眠くなっちゃうかも・・・」と心配していましたが、なんのその、とりあえず自分が泊まるベッドの近くの本を読み出すと止まらなくなってしまいます。その本を読み終わるとまた別の本へ、そしてまた別の本へ・・・とジャンルの全く違う本であっても、「あっこの本気になる!」と思うとすぐに持って帰り、本棚の周りに設置されたふかふかのソファにゴロンと寝転がって読むことが出来ます。

そして気づけば日付も変わり夜の2時に。公式HPに書かれてある「 読書をしてたら いつの間にか夜中2時になってて、・・・」のくだりを奇しくも実践してしまいました。 次の日も用事があったので、少し寂しく感じながらも就寝することにしました。ちなみに、その時間でもソファに寝っ転がって読書をしてる方は数人いました。

朝、起きて出る準備をします。シーツなどは自分で剥ぎ取ってホテルの玄関の外に出しておきます。シーツを出しに行く途中、夜の格好のまままで本を読んでいる方がいらっしゃったので、「徹夜!?」と少しびっくりしました。しかし、私もできるものならしていたかも知れません。

ちなみに、ここのチェックアウトの時間は少し遅めの11:00なので、朝早起きをして本を読むことも出来ます。実際、さっきの方も徹夜ではなく1回寝てから起きたのかもしれませんね。

今回、BOOK AND BED TOKYO 京都店に1泊した感想は「とても面白かった」でした。コンセプトとしてもあらゆるジャンルの本があるので、夢をまさに実現していますし、ホテルとしても清潔感があり、良いところでした。また泊まりたいなあと思います。

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