Q. 住宅ローンは積極的に繰り上げ返済をした方が良いですか？

A. 現在の金利水準より1％以上高い場合は、繰り上げ返済や借り換えをした方が良いです。

まずは、Webに返済シミュレーションできるソフトもありますので、借りた時と現在の金利でどの程度余分に支払う必要があるかをしっかりと認識することが大切です。

よくわかる解説

住宅ローンを組んだ時期で金利が異なるので、答えも変わります。
十数年前に住宅ローン（固定）を組んだ方は、当時の金利が適用されるので返済中の住宅ローンの金利が年利3％と超えていると思います。これは、現在の金利水準より1％以上も高い金利です。このような年利3%前後の金利で住宅ローンを組んでいる方は、繰り上げ返済ではなく、まずは借り換えを検討することをお勧めします。借り換えでなくても、繰り上げ返済できる目処があるのであれば、繰り上げ返済をすることをお勧めします。
Webで住宅ローンの返済シミュレーションできるソフトがありますので、10年前の金利と現在金利を比べてみると、住宅ローンの残額にもよりますが数百万円、数千万円以上余分に支払うことになります。一度、比較してしっかりと認識することが大切です。

一方で住宅ローンの返済開始から日が浅い方は、とても金利が低い状態で借りられているはずです。現在、変動金利のプランだと年利0.5％程度、固定金利のプランでも年利1％代前半で住宅ローンを借りられます。このようなとても低金利の状態で借りられているので、繰り上げ返済は積極的にする必要はありません。