10日間の田舎生活が教えてくれること
ただいま。帰省中です。
台風が近づいているせいか毎日雨。
東京と比べると気温も-10°低く、こんな真夏だというのに実家ではストーブをつけました。
私の生まれ育った街は、いわゆる商業施設と呼べるような場所はほぼありません。
イオンに行くまで片道1.5時間。
イトーヨーカドーに行くまで片道2時間かかるほどのド田舎です。
その代わりに、海と山がすぐ側なので、いつでも自然が身近にあります。
自宅でBBQをするとカモシカが匂いに釣られて下山してくることも。
道路には野生の熊や猿、海に出ると野生のイルカがのびのびと暮らしています。
夜はとても、静かです。
豊かな自然は季節の香りを運んできてくれます。
空一面に広がる星
雨の日の湿った草木の匂い
肌寒いくらいの風の音
当たり前に食卓に並ぶ生ウニの贅沢
肌触りの良い絨毯
今、この瞬間にリアルに1つ1つのことを体験することに意味があって、そんな日常に、幸せが詰まっているのです。
スマホの電源もOFF。
まさに、リトリートな日々。
ここには大切な人、大切な時間、大切なことが詰まっていて
愛おしい、大切なもので溢れている。
今、ここ。
今、この瞬間に満たされているという感覚。
街灯もなく暗い夜道ですら、平和で安全で守られている安心感。
そして、灯りがあるところにはそれぞれの家族の笑顔がある。
そのあたたかな灯りは、モノも、人付き合いも、思考も…本当に必要なものはごくわずかで、削ぎ落としていくほどに満足度は増していくのだと教えてくれるのです。
どんどん手放してシンプルになるほどに、私たちはきっともっと自由に、幸せになる。
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