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この本は、こんな症状がある音楽家にもオススメ

音楽家の体調不良

『演奏不安・ジストニアよ、さようなら:音楽家のための神経学』の本は、あがりやジストニアだけじゃなく他にもこんな症状の方にお勧めです。

・気圧や気候の変化に弱い気象病
・頻回な下痢、潰瘍性大腸炎、拒食症・摂食障害
・原因不明のめまい
・繰り返す偏頭痛、緊張性頭痛
・息が続かない、すぐ声が嗄れる
・喘息、過換気症候群、パニック発作
・肩こりがひどい、背中が張って痛い
・疲れやすい、よく眠れない など

これらは原因がわからず自律神経失調症と呼ばれることもあり、症状を抑える薬を飲む対症療法がとられます。

自律神経とは、私達の体を無意識のうちに自動でコントロールしてくれている神経です。
あがりで起こる様なドキドキしたり発汗したり、オートマチックに起こる反応を「生理的な反応」と呼んでいます。It's automatic♪ 

題に「音楽家のための神経」とあるように、この本では自律神経をはじめとする私たちの神経系について、ポリヴェーガル理論をもとに学びます。

ポリヴェーガル理論って?

ポリヴェーガル理論は、自律神経を深く調べたら、これまでよくわからなかったことがわかるようになったものです。
今考えられている自律神経を、さらに理解できるようになり、色んな症状が出る理由や体のしくみがわかります。

こちらは『ポリヴァーガル理論入門』という本で、心理学系や療法家向け。

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医学が身体と精神を分けてしまっていて、別々に取り扱います。
科学的に証明できない精神的心理的なものを身体から切り離して、治療しようとします。

しかし、一人の人において身体と精神は不可分です。
ポリヴェーカル理論では、神経系はその人の心理的な体験が大きく影響していると考えます

ポリヴェーカル理論で神経について学ぶと、身体が精神的心理的なものの作用を受ける理由、そして、呼吸器や消化器、心拍数に表れるわけがわかります。

また、体の反応が視覚や聴覚から影響を受けやすく、視覚や聴覚器官に影響が出やすいこともわかります。例えば、めまいや難聴です。

自律神経が主軸となって神経系はつながり合い互いに影響し合うため、脳へも影響し思考や運動のコントロールまで影響が及びます。

つまり、動きや行動の制御をしにくくなり、音楽家にとって顕著なものが、ひどいスランプ、ジストニア、演奏不安、アルコール中毒などです。

音楽家の見えない負担

自律神経は、私達の体を無意識のうちに自動でコントロールしてくれています。
私たちは自分の精神的心理的な負担に気づくことができません。
体の異常やコントロールしづらいとき、見えない負担があることを教えてくれていると言えます。

神経学はちょっとむずかしいですが、神経について知ることは自分をわかってあげることです。

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春秋社さんが3/30の読売新聞に広告を載せてくれました。
ニーチェとモモンガのお尻に埋もれた感😑
モモンガがお尻でフクロウを脅すインパクトに負けました😓

新堂浩子HP;https://www.music-body.com/

『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』
Amazonページはこちら♪

3/22発売の本『演奏不安・ジストニアよ、さようなら:音楽家のための神経学』にまつわる記事をアップしています。 読みたいと思われている方、読んでもっと理解したい方のために、 わかりやすい説明、補足や裏話を載せていきます♪