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名曲103 「STAR LIGHT」【光GENJI】

ーージャニーズ史に残る傑作。ジャニーズを目指した若者が増えたのも頷けるカリスマ性ーー

久しぶりにジャニーズを取り上げる。今回は昭和を代表するグループ光GENJIだ。

個人的にはまったく世代でない(物心がついたころには解散していた)のだが、有名な曲は多い。例えば忍たま乱太郎の「勇気100%」などはいまでも知名度が高いのではないか。今回取り上げる曲も比較的有名なはず。

{淡いブルーの 季節の中で 何かを見てる STAR LIGHT STAR LIGHT そんな夢は果てない NON STOP DREAM}

キラキラした曲調といかにも美男子が目に浮かぶような前向きな歌詞。これは飛鳥涼が書いている。当時すでにチャゲアスで名を馳せていたのだが、ジャニーズにも提供していたのだ。

{すれ違うたび 瞳を伏せた日々 迷う心は YES NO YES NO いつか光を求めて行く ほんの少しだけ 勇気を持てたら 涙の数さえ カッコ悪いと思わない そうこれから}

サビに入るまでの雰囲気もよし。作曲はやはりというべきか、チャゲである。

{夢は FREEDOM FREEDOM シャボンのように FREEDOM FREEDOM 風の色 のばした手のひらに 届け ROLLING ROLLING 消えないように ROLLING ROLLING 抱きしめて 見つめた Ah STAR LIGHT}

サビは思わずローラースケートで走り出してしまいそうな疾走感だ。非常に高い完成度を誇る。

1番の時点ですでに高評価だが、私が特に好きなのはそのあとだ。ここがなければ名曲まではいかなかった。

{Ah どうして こんなに苦しいの 胸に住んでる君のこと 確かめれば またたく ハレイション もう離さない}

ジャニーズあるある、急に暗いムードになるパートである。その中でも「胸に住んでる君のこと」はぜひ聴いていただきたい箇所。もうたまらんほど美声なのだ。赤坂晃のパートなのだが、この高音はまさに奇跡的。声替わりになる前だったのだろうかというほど、神秘的である。

その赤坂も捕まってしまったとは悲しい。とはいえ、その美声は永遠に残り続ける。いまも多くの人を感動させるであろう歌声が音源に残ったという意味でも非常に意義のある作品であった。

【今日の名歌詞】

大人だからとか 子供だからとか 言葉の魔術で 愛を片付けられるのは もうごめんさ

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