名曲969 「Fantasy」【Earth, Wind & Fire】

ーーきっと見えるはずファンタジーーー

【宇宙のファンタジー  アース・ウィンド & ファイアー】

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 時折、心を無にして安らかに過ごしてみようと感じる。徐々に続くとそれは達観の域になり、浮遊感すらある。よく見る宇宙猫の画像じゃないが、それに近いもの。クエスチョンマークは除いて。

 洋楽の中でセンスを感じたのはこの曲だ。当時はディスコブーム。いわゆる踊れて乗れる系の曲が多かった。その陽気な曲調は時代を超えて元気を与えてくれる。洋楽に詳しくない私もいくつか書いたほど。

 その中でも異色の存在ではないだろうか。ゆったりと大人のリズムで踊れそうなこの曲。もう、曲を聴くだけで店内の照明が変化するさままで思い浮かぶ。尻上がりに揺れる音の波。そこには妖艶さがいつしか生まれていた。

 延々とリピートしてもいい。すると冒頭の感情に近づく。陽炎すらも目に浮かぶ。宇宙が見えるか、それはまだ私の修行が足りない。

 Earth, Wind & Fireは恐らく、このnoteの中じゃ洋楽最多回数で取り上げていると思う。それかQueenか。好きな洋楽歌手はと聞かれたらそう答えるかもしれない。だが、不思議なことにどの有名な曲も毛色が全然違うのである。それだけ多面的な音楽性を持ち合わせているとは、まさしくワールドクラスで素晴らしいアーティストなのだ。

 ああ、もういよいよなのか。

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