本の感想第2回 「ピンクとグレー」/加藤シゲアキ

 本の感想企画第2弾は、私の推しアイドルの1人でもある加藤シゲアキくんのデビュー作品「ピンクとグレー」について書きたいと思います。
 今回もネタバレ部分に関しては200円で販売します。ぜひ最後まで読んでください!

 この本は、文庫になってすぐ購入しました。「どうせ推しの書いた小説だから購入したんでしょ?」と言われそうですが、実は全然違うんです。
 当時私はまだNEWSというグループを「山Pと亮ちゃんが抜けたグループ」くらいにしか認識していませんでした。「加藤シゲアキ」という名前すら、聞き覚えがある程度でした。
 なので当時の私の心情としては「アイドルが小説を書いただと? まあ、読んでみるか、一応」くらいのものでした。正直、舐めていました。
 ところがこの作品は、私のような読書バカ(年に100冊は小説を読んでいたであろう人間)をも納得させるような凄みがありました。「ピンクとグレー」を読んだから推しに加藤さんが加わったと言っても過言ではありません。
 それではここから、内容に触れながら感想を書いていきます。

ここから先は

1,871字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?