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『音楽を通して認定看護師を広めたい 』看護師をしながら歌手活動に挑戦するSyunliさん

ミュージックプラネットをきっかけに歌手活動を行っているアーティストにお話を伺いました。今回は看護師のお仕事をしながら歌手活動をスタートされたSyunli(シュンリ)さん。なぜ年齢を重ねたこのタイミングで歌手活動をスタートしたのか、ミュージックプラネットとの出会いから現在に至るまで、お話いただきました。


看護の仕事と昔から好きだった音楽

ー本日はよろしくお願いいたします!まずはSyunliさんのお仕事や経歴を教えてください。
病院の外来スタッフとして看護師をしています。その他にも認定看護師という資格を持っているので、それを活かすための業務を週1~2回ほどしています。認定看護師は約20分野くらいの専門分野があるのですが、その中の「皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)」が私の専門分野です。医者の内科とか整形外科のような専門分野があるイメージですね。専門分野において、スタッフの教育指導や患者さんの相談にのったり、地域に向けたセミナーを行ったりしています。あとは個人的に自分の専門分野についてSNSで発信をしています。

認定看護師としてセミナーに参加

ー看護師の中で専門分野が分かれているのは初めて知りました!音楽については昔からやっていたのですか?
小学校1年の時からピアノを習ってて、そのあと小学校から中学校まで吹奏楽をやってました。歌に関しては小学校や中学校の合唱、あとはカラオケに行くくらいです。大人になってからは特に楽器や歌をやったりはしていなかったのですが、音楽には昔から触れてきたので好きな気持ちはずっとありましたね。

ミュージックプラネットに参加したきっかけ

ーミュージックプラネットへの応募を決めた理由を教えてください。
SNSで広告を見たのがきっかけでした。ミュージックプラネットのコンセプトがおもしろいと思ったんです。ただ、この時はまだ歌手になりたい気持ちはありませんでした。コロナをきっかけにオンラインでセミナーに出るようになり客観的に自分の声を聴く機会が増えたんですが、すごく自分の声が嫌いだったんですよね。だから自分の声を第三者に評価してほしかったというのが、本当の応募動機です。あとは自分でSNSのアカウントで投稿する時に自分の音楽があるとすごくいいよなって前から思ってましたね。

ー今お話いただいた「第三者の評価を知りたい」という応募動機から「歌手活動をしてみよう」という心境の変化はなぜ起こりましたか?
審査が進むにつれ、プロデューサーやディレクターの方々と話していくうちに、自分の知らない音楽の世界を知りたい、と思うようになったからです。自分の知らない世界は面白そう!という気持ちでしたが、何も分からない私がちゃんとついていって活動できるのかという不安はありました。でもプロがサポートしてくれると聞いていたので、もう全てお任せしようと思いました。

ープロの方に相談できたり導いてくれる人がいるというのは、Syunliさんにとって大事ですか?
大事ですね。どうしていいか分からない時にヒントをもらえたりすると、そこから発想できるのですごくありがたいなって。特に仕事をしながらの活動は、自分1人でやろうと思うと100%無理ですね。知り合いで相談できる人はいますけど、 実際にやってみるとなった時にはその方も専門家ではないので具体的にどう動けばいいかは分からないと思います。やっぱり専門家の方が1人いらっしゃることで、 自分がどうやってしていくのかっていうイメージもつきやすいですし、非常にいいなって、大事だなって思います。

ー全部自分でやるのは大変ですよね。Syunliさんは現在はどのように音楽活動をしていますか?
ミュージックプラネットに参加して現在はオリジナル楽曲のレコーディング前なので、ライブ活動などはなく、SNSでの活動を行ってます。正直、最初はどう活動していいかわからなかったので、プロデューサーに相談してアドバイスをもとに活動しています。プロデューサーに相談できたのは、大きかったと思いますね。プロからのアドバイスは後押しになりますし、プロの意見は聞いておくべきです。(笑)自分のペースで投稿していて、メモしておいたアイディアなどを空いた時間を見つけて投稿しています。

自分のペースで細かく決めずに活動するのが秘訣

ー歌手活動を始める前からSNSで情報発信を行っていると伺いましたが、どのような経緯で始めたんですか?
コロナ禍になってあるメーカーからYouTubeを使ってセミナーをやってほしいと頼まれたことがあり、そこで初めてオンラインでの情報発信を行いました。オンラインのほうが視聴者の数も多いし質問もしやすいって声があって、「こういうやり方もありなのかな」と思い、自分が勤める病院でYouTubeアカウントを作って発信を始めました。ただ、私が勤める病院の公式アカウントが褥瘡(じょくそう)やスキンケアに特化していたのですが、私の専門分野であるストーマのことなども発信してほしいという声をいただいたので、自分のアカウントも立ち上げました。

ーお仕事もしながらSNSで発信をしていくのは大変そうだなと思いましたが、何がモチベーションになったのでしょうか?
学びがモチベーションですかね。あんまり自分の中でやらなきゃいけないっていう感じではやってなくて、SNSで発信することは自分の勉強にもなるんですよね。SNSで発信するために自然と復習もするので、ゆるく自分のペースで継続できてます。

ーゆるくでも継続していくのって音楽活動に通ずるものがあると思いますが、いかがですか?仕事しながら音楽活動をするのはバランスがうまくできず、両立ができなさそうというイメージを持っている方が多いんです。
通ずるものはあると思います。真面目な方は全てにおいてきちっとやらなきゃいけないっていう考えがあると思うんですけど、私は”両立”というよりは気分転換になるように音楽やSNSの発信、その他の趣味を取り入れています。仕事をやってて煮詰まると他に逃げたくなるタイプなんです。ある意味そこでポジティブに切り替えをしていくので、細かいことは決めずに気分転換をしたいと思い立った時にパッとやっていくイメージです。そのやり方のほうが私にとって、仕事も音楽もいい方向に向かう気がします。

ー固定観念として「歌手」といえば職業のイメージが強いので、仕事と両立した活動の仕方がイメージできないとか、そういう声も多いんですよね。
私もそのイメージでした。ミュージックプラネットの広告をSNSで見た時は、そういうやり方もあるんだ、こういう解釈もあるんだって、すごく新鮮で面白いなと思った記憶がありますね。昔は音楽だったら音楽しかできないようなイメージがあったんですけど、今って結構自由な世の中なので、私自身は自分の仕事に音楽を付随させたり、いろんなアプローチ方法を試してみるのがいいのかなと思っています。せっかくだから、誰もやってないようなことをやりたいんです。

年齢を重ねてから歌に挑戦する意味

ー今までやってきた仕事とかいろんなものをかけ合わせて音楽活動ができると、年齢を重ねたからこそできるチャレンジになりますね。
そうですね。自分もそうでしたけど、若い時ってその日その日を生活していくので精一杯で、何かを両立するっていうのは考えられなかったんですよね。だけど、今この年代になって仕事以外にもチャレンジできるものに出会って熱中できるものがあるっていうのは、楽しいです。 多分そういう風に思われてる方って実際多いと思うんですよね、やりたいけどできないと。やりたくてもその1歩を踏み出すのに勇気がいる、というのもあると思います。 これは看護師として患者さんと対話をする中でも通ずるところがあるんですけど、悩んでる場合に急いで答えを出さなくても、自分が後悔しない選択をやっぱりしてもらいたいですよね。わたしと同じように音楽をやりたいけど悩んでるっていう方も、ここのラインまでだったらできるかもとかっていうのがあれば、そこに向かって挑戦してもらいたいなって思うし、 私もそれをやってよかったなと思ってるので、ぜひ皆さんにやってもらいたいです。

ー人生の中に1つの要素として音楽(ミュージックプラネット)を取り入れて良かった、楽しいと感じてもらっているのは嬉しいです。
音楽じゃない人ももちろんいると思うんですけど、挑戦したほうが自分の人生が楽しくなると思うんですよね。 なんかやっとけばよかったって後悔するんだったら、やっといた方がいいじゃんって思います。

ーSyunliさんにとって音楽って何ですか?
人生にとって自分を豊かにする1つのピースですね。音楽がないと死んじゃうっていうわけではないんですけど、音楽があった方が自分の生活が豊かになります。音楽自体、自分の人生の中で無くなったらっていうのがなかなかイメージできないんですけど、ミュージックプラネットに参加していない自分を想像したら面白くないのは間違いないです。

今後の歌手活動について

ー最後に、今後の目標ややってみたいことなどあれば教えてください。
歌手をやるっていうよりかは、 私の今までやってきたことを考えると、看護と音楽をうまく合わせられたらなと思ってます。私の持っている資格の「認定看護師」ってやっぱり世の中の方は知らない方が多いので、音楽を通してそういう認定看護師っていうものを知ってもらえる機会も作れたらいいなと思ってますね。

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