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『まずは音楽自体を楽しむことが大事』バー経営者×アーティスト・大迫憲二さん

ミュージックプラネットをきっかけに歌手活動を行っているアーティストにお話を伺いました。今回はピアノやサックス、尺八などの楽器を中心に活動をされていた「大迫憲二さん」。ミュージックプラネットに応募した経緯や、音楽の都「プラハ」で生活されていた時のことなどを伺いました。


ただ1つずっと続けているのが「音楽」だった

ー本日はよろしくお願いいたします!まずは大迫さんのお仕事や経歴について、教えてください。
学生時代はアメリカでプロとしてホテルやレストランでピアノの演奏をしていました。帰国してからはヤマハに勤め、ピアノ事業部で海外向けに自動演奏できるピアノの営業やデモ演奏などを行っていました。その後再び海外で生活しヨーロッパのプラハという街に住み、コロナをきっかけに日本に帰ってきましたね。今は原宿の駅の近くで「カフェ ボラボラ 原宿」というカフェバーを経営しています。知り合いの人たちが音楽をやる場所を作りたいという想いで店を開きました。自分もたまに演奏しますが、店の中にあるイベントスペースでは音楽ライブやその他さまざまなイベントも開催しています。今までの人生でさまざまな事を経験してきましたが、今でもずっと続いているのはたった1つ、音楽だけですね。

ー本当に音楽がお好きなんですね!音楽を始められたきっかけは何だったのでしょうか?
母親の影響で幼少期から音楽教室に通い始めました。昔からピアノを演奏していましたね。19歳くらいの時からはサックスも始めて、その頃からバンドで歌っていたこともありました。大人になってからは尺八も新たに始めたんですよ。楽器をメインでやっていたので、ミュージックプラネットに出会うまでは歌メインで活動したことはありませんでした。

ミュージックプラネットとの出会い

ーでは、ミュージックプラネットへの応募を決めた時のことを教えてください。
コロナウイルスが流行っていた2021年の頃でした。家にいる時間も多くなったので自宅で歌の練習をするようになり、今後はより歌を中心にやっていきたい、という想いが強くなったんです。そのタイミングでたまたまミュージックプラネットの広告をSNSで見つけ、応募したのがきっかけです。やりたかったこととミュージックプラネットの出会ったタイミングがマッチしていました。

ー今まで楽器を中心に音楽活動をされていた中で「歌をやりたい」と思った理由は何ですか?
昔から「歌を歌えたら楽器をやる必要がないな」という想いがあったのですが、ずっと楽器ばかりやっていたのでなかなか踏み出せなかったんです。ただ、当時はいろいろタイミングが重なって歌をやりたいという想いが勝ったんです。

ー今回ミュージックプラネットで制作した大迫さんのオリジナル楽曲について、教えていただけますか?
今回制作したオリジナル楽曲は「出会えてよかったという気持ちを大事にしたい」ということを歌ってます。奥さんに対しての気持ちを歌っていますが、恋愛というよりはもっと広い意味で捉えていて、今までの人生と重ねています。

音楽の都『プラハ』で感じた音楽との関わり方

ー大迫さんは海外での生活が長かったんですよね。その時のことを教えていただけますか?
はい、アメリカとヨーロッパに住んでいたことがあります。アメリカは学生時代でしたが、ピアノ演奏の仕事で稼いでいました。日本と違って演奏に需要があり、音楽でも稼ぎやすい環境でした。
ヨーロッパではチェコの『プラハ』という街に住んでいました。「音楽の都」と呼ばれるだけあって毎週のようにライブがそこかしこで開かれており、私自身もCDを出したりしました。

ープラハでは音楽を楽しんでできる環境がたくさんあるんですね!
向こうの人は本当に音楽が好きな人が多いです。音楽で稼いだり、音楽を仕事にする、ということではなく、音楽自体を楽しむ人が多いと感じました。私自身もプラハにいるときのライブでは、半分くらいは実験みたいな音楽で、自分たちが楽しむことに重きを置いていました。もちろんレベルの高い人もいますが、上手いか下手か、というよりも皆で楽しみたいという想いが強かった気がします。何かのスタイルにこだわらず、自分たちで楽器を持ち寄って自分たちの好きな音楽をやって、いろいろな音楽が溢れていました。音楽の都ならではの環境で、他の国や地域ではなかなかないと思います。

ープラハにいらっしゃる時はどのような音楽をやっていましたか?
いろいろな音楽をしていましたが、日本人的なアイデンティティを感じたいというところから尺八を始めました。海外に行って日本の文化や価値観を取り入れたいというのもありましたし、たまたま尺八の先生との良い出会いもあり、その人から習うようになったんです。

ー出会いによって音楽が広がっていますね。オリジナル楽曲でテーマとした「出会い」にも繋がっている気がします。
オリジナル楽曲で描いたのは奥さんのことですが、おっしゃる通りだと思います。やっぱり全てが「一期一会」の出会いでできている、と思うんですよね。尺八も先生との出会いから始まって、そこからまた次の出会いに繋がっていってますね。

娘も始めた音楽活動、一緒に歌うことを目指して

ーミュージックプラネットでの活動を始めて、何か変化はありましたか?
「楽器中心の活動から歌をメインでやりたい」と思って始めましたが、歌を始めてからは楽器もまた違った楽しみ方ができるようになったと思います。サックスやピアノと一緒に歌を楽しんでいます。

もう1つ嬉しいこととしては、私の娘も音楽活動を始めたことです。娘は海外に住んでいて、もともとモデルやミスコンテストに出場したりと芸能活動をしていたのですが、今後は音楽活動もしていきたいみたいです。デモ音源を聞きましたが、歌詞は英語をベースに日本語も取り入れながら彼女自身で書いているようです。私と同じように海外で活動しながらも日本の要素を取り入れる、というところは似ていると思います。

ーご家族で素敵ですね…!娘さんもやっぱりお父さんの影響を受けてるんでしょうか?
小さい頃から音楽を聴いてましたし、音楽が好きで歌に興味を持っていましたから影響は受けていると思います。私がピアノを演奏して娘が歌う、というのを一度やりましたが、今後はもっと増やしていきたいですね。いつか歌のコラボもやりたいなと思ってます。

ー実現できたら、きっと感動的なステージになりますね!
歌でコラボしてステージで歌えたら、私が号泣しちゃう気がします。私より若い時にすでに活動できていますから、私の方が娘の活動に刺激されていますよ。

今後目指したいもの

ー最後に今後の目標や叶えたいことを教えてください。
ミュージックプラネットで制作しているオリジナル楽曲がもうすぐ配信になるので、そのMVを制作したいと思っています。あとは娘と一緒に親子共演が夢です!いつか同じステージで歌のコラボができるように、娘から刺激も受けながら活動していきたいと思います。

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