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三月三十一日

 髪の毛をきれいにした。今の店では対面による接客をする。異動前の店舗時代よりも身綺麗にせねばと以前と比べて短い間隔で店の予約をした。根元を染め直し少し毛先を軽くして春らしい華やかな感じに仕上げてもらった。うきうきとした気分のまま駅ビルで買い物をする。会う人会う人感じが良く自然と感謝の念が湧く。ありがたやありがたや。 
 近所の書店で訳、そのつづきを森田真生さん、絵を西村ツチカさんが手がけた『センス・オブ・ワンダー』が目に留まり、反射的に手に取る。
森田さんの文章は心と頭に響く。西村さんの絵は本当に隙がなく完璧に近い。ここで肝心のレイチェル・カーソンは馴染みがない。『沈黙の春』は読んだことがなく、しかし存在は知っている。
家の中を片付け終わり未読の本を読み終えたら手に取ろう、と思いそっと元の場所に返した。
 頭痛と静かに闘いながらベッドで子どもに「おやすみなさい」の挨拶。『ヤング・シェルドン』でメアリーはいつもシェルドンとミッシーにおやすみの挨拶をする。あんな感じ。I love you.は言わないけれど。Sleep tight.は英語に慣れ親しむために使ってみようかな。  

 三月の最後の日はとても良い日だったことをここに記します。来月はもう少し何か書けますように。

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