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初韓国旅行がサバイバルだった話

昨年9月に初めて韓国へ行った。
事前に下調べを割と入念にしていた筈がめちゃくちゃサバイバルな旅行になってしまった。


旅行パックで予約(フライト時間の選べないパック)

フライト時間の選べない旅行パックで申し込みをした。
1週間前にフライト情報の知らせがメールで届いたような
気がする。午前発で午後から楽しめたらいいなー、最終日も午後発とかがゆったりできるなと思っていたが、便確定のメールをみると

行きは 夜成田発で夜仁川着
帰りは 早朝仁川発 午前成田着

だった。2泊3日の旅行が1日目はほぼ寝る事で終わり、3日も早朝に出るとかいう勿体無いパッケージ内容だった。お金はやすかったけど、自分で決めたほうがもっといい便があったように感じる。

とはいえども、2日目がまるまる楽しめるからいっか〜と気楽に思っていた。不運を呼ぶ一つになっていた事にも気づかずに...…

ついに出発!(日本で両替をせず)

成田空港に着いてすぐに両替をすれば良かったのに、着いてからでいいっしょ!とのんきにも、両替をしなかった。

現地についてから、※ wowpass で換金も、地下鉄用のカードも作れるならその方がいいじゃないか、寧ろ名案^_^と思っていた。成田に着いてからかなり時間があったので、飛行機内で見る動画をダウンロードしたり展望台で飛行機をぼーっとみたりとワクワクしながら出発を待った。そのまま悠々自適に飛行機に搭乗して、成田を出発した。  

この時は成田の展望台で悠々と写真を撮っていました。

wowpass は韓国旅行者向けの多機能両替機で
①両替機能
②プリペイド カード発行とチャージ機能
③交通系ICカード(Tmoney)が②と一体になって発行できる機能
この3つの超優秀機能を有している機械が、ソウル市内に置いてあるのである。このサービスを見た時に、もう、色々と発行したりする手間がかかるよりはここで一括で済ませたほうが早いし確実だろう!!、そう思ってtiktokの若者たちの投稿から入念に買い方を調べていた。


wowpassが無い!


ついに成田を飛び立ち、仁川に着いた。検閲を抜け、空港に着いた時間は22:30、wowpassを探そう!と思っていたのだが、全然見つからない。確かオレンジ色の機械のはずである。買い方は入念に調べていたのに、場所まではしっかりとチェックしていなかったのである。空港の高速鉄道改札付近にあるくらいしか情報を得ていなかった。

これじゃ換金ができない、、ウォンがない!!

焦った。
ホテルのチェックイン最終は24:00、ここから1時間かけて市内....…?!今から電車に乗ってもギリギリなのに
ウォンないと電車にも乗れない.…!


私たちは窮地に追い込まれていた。

現地のお金も持っていない、ホテルにもチェックインできないくらい遠い。終電車が迫っている。全てが最悪の状況だった。


よくわからんけど、多分交通系ICカード、最初に咄嗟に買った。


最初検討していたwowpassはなんと、高速鉄道の改札内に存在していることが判明し、空港内のATMを駆け巡った。とりあえず必死に両替所を探し回った。お金がないことには何も始まらない。
 
両替所は、どこも時間外でシャッターを下ろしている。
時刻はあっというまに23時になっていた。 

旅行の序盤から空気は最悪になってしまった....……
 
彼氏「atm探すから、切符売り場探して!!」

と、彼氏の咄嗟の一声で私たちは二手にわかれて換金班と切符売り場捜査班になった。

一つだけ、換金可能なatmを彼氏が発見する。

そしてすぐさま、握りしめたウォンで交通ICを購入し、なんとか滑り込み地下鉄乗車を果たした。

 ホテルのチェックインに間に合わない!(eSIMのプラン的に電話もかけられない!)

電車に乗れたはいいものの、時刻は23時過ぎ。
このままではホテルの最寄りにもつかない予定だったが、ソウルの地下鉄は駅が充実していたのが幸い、どうにかして歩いて15分ほどの駅までは終電車で着けることがわかった。
だけども乗り換えをミスったら電車で近づくことはできなくなるので緊張感が走る。

さらに、ホテルの最終チェックインには間に合わないことも確定していた。
とりあえず間に合わない旨をホテルに一報入れておきたい。のだが。
eSIMのプラン上電話の発信やメッセージの送信ができなかった。
チェックインが24時を過ぎてしまうことをどうにかして伝える方法を乗車しながら必死で考えた。電話できないならHISにも電話をかけられないし。
使えるメッセージ機能は、LINEしかなかった。メッセージアプリを通してなら、電話ができる。

予約したホテルはラインをやっているわけではない。

そこで日本にいる私の姉にライン電話をかけることを思いついた。姉にことの事情を説明して、姉から国際電話でホテルフロントにかけてもらった。

再度折り返しを待つ。

姉からフロントの人がOKって言ってたよ。とラインが来た。こうして、なんとかホテルフロントに(なんとも日本にいる姉づてではありますが)私たちが遅れる旨を伝えることができた。

ほんとに科学の技術が発達してくれていてよかった。スマホとか無かったらほんとに道端で泊まることになってたかもしれん。

そうしてなんとか私たちは、ホテルに着くことができた。 
時刻は24時30ごろ、旅の焦りで猛烈に疲れていた。
無事にチェックインできたことと、タクシーやバスを使わず最安で着いたのがナイスポイントだった。

(多分一連の流れで彼氏はイライラしていたと思います)(両替は成田でしなくていいよ!wowpassがあるもん!と言ったのは私ですから.…)

この時の彼氏の頭脳明晰さとアンガーマネジメントとにらほんとに感謝をしたい.…。本当にいい旅と言ってくれてありがとう。

深夜にはCUでカップ麺を食べたよ。疲れた後に食べた韓国飯が格段に美味しかった。


反省と対策

今回は詰めの甘い下調べのせいで、到着してからかなり焦る事態になってしまった。
詰めの甘かった部分の反省と、対策を考える。

①旅行プランはホテルとフライト時間が選択できるものにする
ホテルとフライト時間が選べないプランだと、空港からあまりにもホテルが遠いとか、フライト時間が遅すぎて間に合わないとかいう今回みたいなスリリングな体験をする可能性が圧倒的にたかいので、どちらも選べて、且つ選ぶに際しても余裕のある時間のセッティングができるようにすることがいいだろう。

勿論、今回は帰りも早朝発だったので相当余裕のない朝になった。帰りは空港行きの高速バスが、ホテルの近くから出ていることを知り、それを使うこととした。
ホテルまでの徒歩所要時間や、バス停留所がどこにあるのかを前日夜にチェックしてから寝た。
韓国はバスがかなり充実していた。普通の道路にもバス路線だけの道路があったりして、高速バスも各所に出ている。路線量が多いため高速バスのコードみたいなのがどこの路線も割り振られていて、合っているか入念にチェックした。
確か3時くらいに起床して4:50くらいのバスに乗車した記憶がある

行きの反省を生かして、前の日の夜からバス停留所をチェックしておいた。

めちゃくちゃに眠かったけど、この下調べと予行練習のお陰で、朝のバスは無事に来て、空港に着くことができた。


②ある程度日本で現地のお金に替えて行く
もし夜遅く空港についても、お金があればいろんな選択肢ができたはずだ。スムーズにその後のことが進むためにも必ず、両替は日本で必須である。(これはどこ国の旅行に行く前にも当たり前に必須な条件ではあるが...)

..…なんにしてもゆとりを持った行動が大事だな、と実感する韓国旅であった


なんだかんだありましたが。
この旅行はこれでものすごく楽しかった。次々に同時多発的に課題が出てきて、その日を生きることに必死で、いろんなものが充実してる日常では味わえないサバイバル感があった。

2日目は1日目の危機感からか行動力がマシマシになっていて、行っときたいなと思っていたところは一通り行けたので、大分充実できた。


2日目に食べたサムギョプサル。
ソウルタワーにも行った!
街並みが異空間で楽しかった

兎に角めっちゃ、サバイバルでした。でもめちゃくちゃに楽しかったなー。この反省を生かして、次回韓国に行くときは、大ゆとりをかましたい。






 

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