見出し画像

【シティS4優勝】ゲッコウガex/ピジョットex

割引あり

こんばんは。

福岡でポケモンカードをしています。むたと申します。
目立った実績はありません。

今回はシティリーグシーズン4で使用し、優勝したゲッコウガexについて解説していきます。
途中から有料となりますが、無料部分を読んで興味が湧いた方はご購読いただけますと幸いです。
無料部分では、ゲッコウガexの性能について、どんな構築にするのが強いのか、について重点を置いて解説していきます。

なお、環境デッキへの相性は以下となっております。

リザードンex→有利
ルギアVSTAR→有利(構築次第で不利)
ロストバレット→有利
カビゴンLO→有利
ギラティナVSTAR→五分~不利
パオジアンex→五分
カウンターカイナ→有利
サーナイトex→不利
アルセウスギラティナ→有利


ゲッコウガexの性能について

まず、ゲッコウガexの性能について見ていきます。

かっけえ

・HP310、2進化の闘タイプである
・1エネ170の打点+好きなカードをサーチできる
・3エネ(2エネ)で120+120を打てる

2進化のため当たり前ではあるのですが、
HPが310と高く基本的に相手の攻撃を1回耐えることができます。
こちらの打点も170と低いため、
相手もVやexのポケモン主体のデッキであれば、お互いに2回の攻撃で倒していくサイドレースになります。

また水エネルギーを3枚つける、もしくはダブルターボエネルギーをつけることで、120+120(100+100)を任意のポケモンに飛ばすことができます。
しかし相手はマナフィを出してくるため、基本的には通らない技になります。

マナフィが蘇生すると意味がないため、
ゲーム中にマナフィを倒すプランは基本的に取りません。
マナフィを倒している間に盤面を作られると、そもそもぶんしんれんだが強くない状況になります。
そのため。主にしのびのやいばを使ってゲームを進めます。
途中で1度マナフィ貫通のぶんしんれんだを絡め、5回の攻撃で勝ちを目指す試合が基本になります。

構築について

早速ですが構築について考えていきます。
シティリーグの1週間前、
むしのしらせストライク杯という自主大会に参加しました。
その時の構築がこちら

めちゃ弱そう

基盤はリザードンexと同じです。

当時の認識は、
高耐久中打点+任意カードサーチで相手の妨害をしながら攻撃する、
いわゆるメタビート系のデッキであると考えていました。
170しか打点が出ないため、リザードンexとは違って待ちすぎると攻撃回数が足らず、捲れない状況になってしまいます。
早い段階から170の中打点で攻撃を続けつつ、
妨害サポート(ビワ、ボスの司令)を打つことでリソース勝負に持ち込むことを意識していました。

またルギアVSTARとの対面ではチラチーノが2面立ってしまうとスペシャルころころが通ってしまうため、
エーススペックの枠にはネオアッパーエネルギーを採用。
これによりチラチーノが2面立ってしまった場合もぶんしんれんだで2面取りが可能になりました。

予選は5-1で上がったものの、
決勝トーナメント1戦目でルギアVSTARに敗北。
実際に使用して抱いた感想が以下の通りです。

①ピジョットex+ゲッコウガexの2枚サーチでは手札が足りない
 →提示された要求を満たせなくて秒殺される

②常に手札が細い状態でゲームをすることになる
 →リザードンexと違いそくせきじゅうでんをできるのは多くて2回
  攻撃し始めると必要なカードのみをピンポイントでサーチするため、
  手札の枚数が増えることはなく、せいぜいナンジャモの4枚~5枚になる

③ビワを打つと相手は貧乏になるが、こちらも貧乏になってしまう
 →ビワを打てるのはそくせきじゅうでんのターンのみであり、
  攻撃しはじめるとビワを使う余裕がない

④ネオアッパーエネルギーは不要
 →冷静にエーススペックこれに割いてるの意味不明です

リザードンexと違い進化+エネルギー(場合によっては入れ替えも)が必要となるため、
毎ターン2枚のカードをサーチしても攻撃し続けることすらできない試合が発生します。
大きく手札をリフレッシュしたいことが多々あり、
この時点で博士の研究の採用を決めました。

なんやかんや強い博士

手札が少ない状況でゲームを続けるのではなく、
一度博士の研究を打つことで一気にリソースを回復してからゲームを再開することができるようになりました。
またこのタイミングで、併せてツツジの採用も決めました。

2枚の枠を割いていたビワについてはリザードンexのふしぎなアメやロスト系統のミラージュゲートを落とすのがメインの役割になりますが、
リザードンexに対してはデヴォリューションを2回使うことができればふしぎなアメを4回使われても勝てること、
ギラティナVSTARに対してはミラージュゲートを落としてもあまり効果がないことが判明しました。
そのためそもそもビワを不採用とし、
自分の動きをするカードに枠を割くことになりました。
ロストバレットに対してはミラージュゲートを落とせると大きいですが、
ビワなしでも勝てるという判断になりました。


上記を踏まえ、実際にシティリーグで使用した構築が以下となります。

むしのしらせ杯時点ではエーススペックの枠にネオアッパーエネルギーを採用していましたが、冷静に考えて勿体なさすぎるため、プライムキャッチャーに変更しました。
アンフェアスタンプも候補に上がりましたが、プライムキャッチャーを採用することで一気に攻めの選択肢が広がります。
逃げるエネルギーが1のポケモンで統一されてはいるものの入れ替え札が採用されていないため、
ケロマツ、ポッポ以外でスタートしてしまった場合、
1回目のしのびのやいばを使うまでに手張り2回が必要となります。
採用しているエネルギーも少なく、そもそも1ターン目に手張りできる確率はあまりありません。
単純な入れ替え札としても優秀なため、エーススペックの枠はプライムキャッチャーに決定となりました。

構築の解説については後ほど、
まずは基本的な回し方について解説していきます。

基本的な回し方について

ゲッコウガexのしのびのやいば、
ピジョットexのマッハサーチによって、毎ターン好きなカードを2枚サーチすることができます。

基本的には、以下のようにサーチを行います。
しのびのやいば→次のターン最初に使うカードをサーチする
マッハサーチ→そのターン足りないカードをサーチする

例えば、
①しのびのやいばでナンジャモをサーチ
②ターン開始時にナンジャモを打つ
③ナンジャモ後に足りないカードをマッハサーチでサーチ
④しのびのやいばでツツジをサーチ
のような流れです。

次のターンに使用するサポートが既に手札にある場合は、
①しのびのやいばでゲッコウガexをサーチ
②ふしぎなアメでゲッコウガexに進化
③サポート使用
④マッハサーチでカウンターキャッチャーをサーチ
⑤しのびのやいばでナンジャモをサーチ
のような流れになります。

しのびのやいばで攻撃するタイミングで、
次のターンに何が起こるのかを予測する必要があります。
難しそうに見えますが、やってみると意外と単純でありそんなに難しくはないです。

対ルギアVSTAR

各対面については有料部分に記載しますが、
よく聞かれるルギアVSTARについてのみ、無料部分で解説します。
構築が決まった段階では五分だと考えていましたが、
実際に対戦するとかなり勝率が良く、有利であると考えています。

チラチーノに攻撃されるとゲッコウガexが一撃で倒されてしましますが、
基本的にチラチーノが技を使う前に倒します。
リザードンexと違ってチラーミィが2匹同時に出てきた場合も、
ぶんしんれんだで2匹同時に倒すことができます。
そのため、チラーミィからチラチーノに進化できるタイミングは先行2ターン目のみとなります。
チラチーノ+チラーミィであればダブルターボエネルギーエネルギーを貼ってのぶんしんれんだでも、バトル場のチラチーノは弱点で倒すことができます。
基本的にチラチーノに攻撃されることはなく、
チラチーノ以外のポケモンと攻撃し合う試合になります。

チラチーノが使えないとなると、
ルギアVSTARやアーケオスの2回攻撃でゲッコウガexを対処することになります。
こちらもしのびのやいば140+140の2回でルギアを倒すため、
基本的には先に6回技を使った方の勝ちとなります。
そもそも先に攻撃できた場合はほぼ勝ちです。

ルギアVSTAR側はこちらのロトムVを呼び出すことで5回の攻撃でサイドを取り切ることができますが、
ロトムVを取られた場合も、フトゥー博士のシナリオや崩れたスタジアムで1回攻撃をくらったゲッコウガexを盤面から消すことで取り返すことができます。

またピジョットexもルギアVSTARの攻撃を1回耐えることができます。
先に攻撃されて相手のサイドが奇数で進行している場合、
こちらの盤面をexのみにすることで、相手は7回攻撃しないと勝てない盤面になります。

わかりやすく説明するため極端な例を挙げますが

この盤面からケロマツを倒されて
こうなるわけです


ルギアに勝てるの?とよく聞かれますがルギアVSTARの最大の強みであるチラチーノを封じており、実は若干有利なマッチアップになります。

ただし、ミュウexが採用されていた場合は不利となります。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
以降を有料部分とさせていただきます。

・採用カード1枚1枚の解説
・不採用としたカード
・各対面のプラン
・シティリーグでのベストバウト(おまけ)
について解説していきます。

今回のゲッコウガexというデッキ選択、
シティリーグ前日の夜に仲間全員からやめた方が良いと意見をもらいました。
やめた方がいいと言っていた仲間はみんな力のある、なんなら私より結果も出しており考えの筋も通っている強いプレイヤーたちです。

そんな彼らにも、世間的にもゲッコウガexというデッキはまだ開拓されておらず舐められている状態であり、
あまり知られていないダークホースのようなデッキです。

今後間違いなく環境に食い込んでくるデッキであると確信していますので、
本記事を読んでいただくことでスタートダッシュが切れると良いなと思い、この度執筆に至りました。

無料部分を読んで興味が湧いた方は是非ご購読していただけますと幸いです。

ここから先は

7,607字 / 1画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?