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感想 プレゼントでできている 矢部 太郎プレゼントとして貰ったモノは、たしかに捨てられない。その人の気持ちを捨てるみたいだから・・・。
お笑い芸人である役者の矢部さんのコミックエッセイです。 漫画です。 一時間で読めます。 それにしては内容が濃くて、読後感は良い。 ただし絵はあまり上手くない。 独特の優しいタッチです。 プレゼントとして貰ったモノは、たしかに捨てられない。その人の気持ちを捨てるみたいだから・・・ って感覚は共感できます。 矢部さんの家にある絨毯の話しから、それをプレゼントしてくれた仕事で世話になったモンゴル人の家族の話しになるのですが、そのエピソードが楽しい。 そこには矢部さんの視線
感想 家族解散まで千キロメートル 浅倉 秋成 仏像の盗難事件発生、神主が返したら罪に問わないと言っている。倉庫に仏像が・・・。父のせいに違いない。これは仏像を家族みんなで返しに行く物語です。家族とは何かを問う作品です。
引っ越しまで数日という日、倉庫から仏像が見つかる。 それは東北で盗難事件になり、今まさにニュースになっているそれだった。 神主は今日中に返還したら罪に問わないとテレビで主張している。 犯人は父に違いないと家族みんな思う。 というのも、この家の父はまともに働かない、ダメ人間な上、息子たちが子供の時に、近所のおもちゃ屋の女店主と、まさに仏像が見つかった倉庫で浮気をしているのを娘に目撃されているのだ。 さらに、父は、そのおもちゃ屋の名物人形の盗みまでしていた過去がある。 この物