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光の存在

いつも遠くにばかり光を見ていた。
希望はいつだって先の先の方にしかないような気がしていた。

中間の長い路には、散りばめられたものがあるのに
それには目もくれず
暗がりにしかすぎず

こちら側には何も映っていなかった。
自分の存在にさえ

見えないのか
見ようとしないのか
見たくないのか

そんなこと一つ答えを出さないままに生きていた。

ただ自分の中に何も灯っていないのかというと
決してそうではない。

小さなロウソクの炎が、ちらちらと横切る。

別につかまえなくてもいい
もてあそばれているうちは

ホタルのように遊ばせておけばいい。




冬の京都に行ってきました。



いつか自分の本を作ってみたい。という夢があります。 形にしてどこかに置いてみたくなりました。 檸檬じゃなく、齧りかけの角砂糖みたいに。