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21/09/11|『子供はわかってあげない』『偽神』『二階のあの子』等々

自宅隔離明け、弁慶セレクション作品以外でようやく久しぶりに劇場で映画を見れました!

『子供はわかってあげない』、いやぁよかった…!

予告編以外の情報を入れてなかったんですが、原作の評判がよかったのをきっかけに鑑賞。(あと監督が沖田監督だったので)冒頭の家の中、ちょい引きの長回しで家族を優しく見守る画角からの始まりが印象的でした。カットをあまり割らないところが良いなあと感じたのですが、学校の中を屋上から階段から廊下、外まで一連で撮ってしまう撮影部さんの技術には戦慄しました。ナチュラルに見れてしまうところなのですごさにはあまり気づかないかもしれないんですが、階段のアングル、フォーカス、光量が変わっていくであろう校内の道中でどうやって明るさを調整していたのか…個人的には色々と気になりまくりました…。

青春映画といえば昨今はキラキラ映画(少女漫画的な映画)が増えていましたが、それとは違った、『のぼる小寺さん』にも少し近いじわーっと感のある青春の風味がとても素敵でした。

キャスティングが、全員大勝利だったな。


それと、夜は連日恒例の弁慶セレクションのチラシ配り。弁セレ作品も残り2監督分になったので、いつもの階段の踊り場のポスターが作品数減ってしまうのは寂しい…と思っていたところでしたが、その次の作品が貼り出されていたので安心しました。

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その後に、小川監督の3作品を『はじめの夏』『二階のあの子』『偽神』の順で拝見。

監督ご本人からも見てほしいと言われていた『二階のあの子』が特に印象的でしたね。ホラーみがしっかりありながらも、沖縄らしさと温かみがあるストーリーと画面作りで、改めて考えても「なんで今、日芸に入ったんだろう…?」と不思議に思わざるを得ませんでした。小川さん的には何か作戦があるのだろうけど。笑

いわゆる「Jホラー」とはまた違った魅力のあるホラー3作品でした。長編がどうなるのか、本当に楽しみです!

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