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麻辣海賊団

・治験が終わった。毎回のことだが、外に出るとシャバに出た囚人のような気分になる(囚人になったことはないが)。清々しい。
時間は11時。ちょうど昼飯時だ。
都内なので選択肢は無数にあるが、今回は麻婆豆腐が食べたかったので、「過門香(かもんか)」という中華料理屋に行くことにした。

・過門香は銀座に本店を持ち、国内主要都市にいくつかの支店を展開している比較的大規模な中華料理屋だ。
以前銀座に勤めていた地元の友人がことあるごとにここの麻婆豆腐を勧めてくるので、僕も一度しか行ったことがないが、美味しい麻婆豆腐といえばここ、という認識でいる。
この友人は食に関する感受性がかなり豊かで、「ここの〇〇はマジでキマる!」「脳が溶ける」など、おおよそ食味に対しては用いられないような表現を多用して味の評価をする。
純粋に羨ましい。僕もごはんで脳がどうにかなりたい。

真っ赤な油膜が眩しい

・花椒油がかなり入っている!!食べ始めてから2,3口の段階ですでにシビシビになった。ここらへんの容赦のなさが四川麻婆の魅力だ。
・ラー油はねぎや唐辛子の豊かな香りに溢れ、程よい塩味と辛さでご飯が進む。
豆腐は木綿かな?そこまでとろとろではないタイプ
・刻んだ豆鼓(蒸したそら豆)や焦げ目を付けた長ネギが程よいコクと苦みを出している。
ひき肉は恐らく牛肉?。
舌バカなのか、味が濃い料理は牛肉と豚肉の区別がつかない事がある。

・麻婆豆腐は現在のマイブームで、レトルトはもちろん中華屋でも食べ比べしてデータを蓄積している。
四川の麻婆豆腐について言えば、見た目は写真のように油が膜になっているのが理想的。
家庭で見かけるようなとろみのついたスープ状のものも悪くはないが、本格的な味わいを楽しみたいなら、ラー油ドバドバ麻辣ドバドバに限る。

・家でも度々作っているが、やはりいちばんのコツはラー油をできれば自家製でたくさん作り置きしておき、躊躇してしまいそうなくらい大量に投入することだ。

・帰宅後、ONE PIECEの映画を一気に3本見た。
1,呪われた聖剣
2,オマツリ男爵と秘密の島
3,FILM GOLD
・特にオマツリ男爵は細田守監督が手掛ける異色作と聞き楽しみにしていたが、その期待を大幅に上回る出来で大いに満足できた。ONE PIECEを知っていてまだ当作を未視聴の方はぜひおすすめしたい。
・FILMGOLDは尾田先生監修と言うこともありかなり手堅い作りになっている。ジャジーな雰囲気なので、ペルソナ5とか好きな人はハマると思う。
・呪われた聖剣は…正直な話…他の2つと比べるとなんとも…

・シラチャー(辛いソース)の自販機があった。
外で買ってどうする。

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