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ゲームのお祭りに行きました/来年への備忘録

・トーキョーゲームショウ(TGS)に行ってきた。
ゲームメーカーや関連企業が一堂に会して新作発表やたのしげな出展を行う。時にはライブなどもある。
クリエイターやアーティスト、声優さんも数多く登場する、ゲーマーにとっては夢のようなイベントだ。僕も毎年参加している。
一般公開日は2日間あり、もちろん両日参加だ。

・感想についてはいろいろあるが、まず言いたいのは、このイベントはハチャメチャに疲れる。

・終わる頃には頭も体もヘトヘトだ。なぜならTGSは2日丸々使っても時間が全然足りないくらいコンテンツに溢れている。それらを余さず楽しむためには、座って休憩する時間は皆無に等しいのだ(休憩スペース自体は充実している)。
1時間以上行列に並んだり、ステージを立ち見したり……足腰にかなりの負担がかかる。
それでも日中は楽しいので休憩無しで過ごせるのが恐ろしいところだ。完全に脳の疲れを感じる部分が麻痺している。
そうすれば当然、終わる頃にはもうボロボロだ。
TGSはゲームのイベントなのにインドア派が楽しむにはいささかハード過ぎるところがある。
僕にとっては毎年恒例のイベントなのだが、何回参加してもこの疲労感には慣れることがない。

・でもなんだかんだ今年も楽しかった!!こんなに疲れたのにまた来年も参加したいと思うのは、やっぱりそれだけ楽しいってことだ。

・ゲームの予告映像や発表なんてネットで見られるのだが、やっぱり会場で見ると受け取り方が違う気がする。映画館で観る予告みたいな。湧き上がるワクワク感が段違いだ。

・僕は愚かなので来年のTGS前にはすっかりそんなことを忘れてしまう。なぜなら毎年そうだから。昨年の感動を忘れて、惰性で参加しているような気分になる。
だから事前に作戦を立てる際、試遊することでもらえるノベルティの方がわかりやすく魅力的なので(Tシャツやアクキーなどがもらえる)、ステージへの優先度をおろそかにしがちだ。そんなこと言っても実際ノベルティも欲しいから、悩ましくはあるんだけど。
それでも来年の自分に向けて言っておきたい。どうせネットで見れるとか言ってないで好きなゲームや演者が登場するステージ・ライブは積極的に観に行った方が良い。ノベルティは形に残る思い出になるが、現地の醍醐味を一番感じられるのはやはりそこだ。
こんな人でいっぱいぎゅうぎゅう詰めの不快指数100000くらいの場所にわざわざ身を投じて観に来る者たちなので、ステージの前〜中程には相当な熱量を持ったファンが集っている。必然、かなり盛り上がることになる。もともとファンなら申し分ないが、ちょっと興味あるかな〜くらいのステージでも中程くらいにはいた方が良い。何度も言うが熱量が段違いだ。この異様とも言える空気に飲まれることで、非日常的な興奮を味わうことができる。きっと良い思い出になる。一体感というのは、結構軽視できない快さがある。

・今年はイナズマイレブンのライブが素晴らしかった。T-Pistonzの歌はイナイレ初期のものしか知らないが、観客が一丸となって「ヘイ!!!!」とか「リーヨ!!!!!」って叫んですごかった。身体の内に響く。僕も知ってる曲は声出して盛り上がれてだいぶ楽しかった。というか知らない曲があることが悔しくなった。T-Pistonzいろいろ聞くぞ!

・黒田崇矢さん(龍が如く主人公、桐生一馬の声優さん)の「ばかみたい」生歌披露も良かった。ネットではゲームの垣根を越えて有名になった曲だが、シリーズファンの僕にとっても思い入れの深い曲で、かなり感慨深い。
最後は皆で歌いましょ〜〜!って言ってくれて、2番までしっかりそらで歌えたのも楽しかったし、なんだか嬉しかった。
更に、終了時間間近にセガブースにいたら出番を終えた黒田さんが観客スペースの近くに来た!
手を振ったらにこやかに振り替えしてくれた。うれし……。 

・TGSのために用意された立体物や設営も見事で、これらをじっくり見たり撮影したりするためにもう一日追加で欲しいくらい。これらの展示がたった4日だけなのが本当にもったいない。

等身大アイギス。ペルソナ3の好きキャラ。リメイク発売が楽しみだ。
MGSでおなじみの段ボール。フォトスポットではこれを被ったり、エアガンを貸してもらって記念撮影ができた。
未プレイの注目ゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」のヒロイン。今年こそは遊びたい(去年もそう言っていた)
なんだかおもしろそうな新作ゲーム。聞き慣れない会社が作っていたが、どうやら中国のメーカーらしい。ゲーム一つでここまでのブースを用意するとは、さすがの資金力。ノベルティも豪華だった。

・中にはフォトスポットということで、スタッフさんが写真を撮ってくれるものもある。ブースの写真はゲームメディアで見れるけど、自分が写っている写真は現地でしか撮れないということで、気になるものは撮ってもらうようにしている。最初は恥ずかしかったけど、毎年やっていると被写体になることに抵抗が無くなってきて、最近は結構楽しいと思えるようになった。ポーズ考えたりとか。誰に見せるわけでもないんだけど、撮ってもらった写真が狙い通りの感じだとちょっと嬉しい。

・最終日が無事終わったあと、毎年一緒にTGSへ行っている友人と一緒に夕食へ。戦い抜いた後は、ぱーっとやろうということで、日本橋高島屋の屋上にあるBBQビアガーデンに行ってきた。ウッドデッキが敷かれ、開放感がある会場は、打ち上げをするにはわかりやすく「正解」な場所だった。飲み放題付きとはいえ6600円は少々勇気がいる選択だったが、全然安いと感じた。
疲れきった体に酒を流し込み、デカい肉を焼く。
最の上………!!!!!
来年もここで打ち上げしたいかも。

・やっぱり使うべきときには使わなきゃだめだ、お金。
今まではひたすらに節制することで、人生をできるだけ働かずに生き抜くという方針でいたが、ある程度使わないと、稼ぎたいという気が微塵も湧かないという致命的な欠陥に最近気づいてしまったのだ。僕はかなりの節約力があると自負しているが、流石にある程度は収入を得なくては生きることは難しい。それに、平穏だけどメリハリのない人生はどこか「甲斐」がない。
固く締めた財布の紐を緩めるのはちょっと怖いが、今後はそこそこに使って、そこそこに稼いでいく方針を試していこうと思っている。 


・BBQ中に偶然あらわれた「ニコニコくん」。



怒っちゃった…



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・ここから下は来年以降へのTGS備忘録です。完全に自分用ですが、今後TGSに行く方は参考になる部分があるかもしれません。

◯事前準備
・宿泊先は例年近隣のホテルだったが、今年は少し遠い場所の民泊だった。
感想としては、充分いける。
行きはバスが出てないためそこそこ歩くが、言うほど気にはならない。帰りはバスが出ているから安心。
ただ、移動時間がある分。睡眠時間を確保するのがホテルよりも難しいかもしれない。
しかしホテルより安い。
来年のお財布事情によっては民泊再訪もアリ。

・始発に合わせて朝5:00前後に現地到着するのが理想。
重要な点だが、TGSはいわゆる深夜組というものを禁止している。
最速で並びたい場合、電車で来場する場合は始発に乗ればよいのだが、近隣の宿泊施設に宿を取っている場合はどの時間に現地に集まればよいか迷いどころ。
今年感じた最適な到着時間は5:00前後だ。
理由は始発の電車が海浜幕張駅に到着するのがそれくらいの時間であるからと、この時間に到着するとすでに数十人の早期待機者が会場スタッフの指示に従い列を作っているので、迷惑行為はしていないという確信を得て並ぶことができるからだ。

・トイレは複数あるので、空いてるトイレを探せば意外と並ばずに済む。

・サポーターズチケット始発組はホール1から入場。

・開場までの待機中は座れるが、4時間近く座ることになるため、椅子かクッションを用意しても良いかも。

・雨が降らなくても宿においていけるので、折りたたみ傘は持ってきたほうが絶対良い。

・食事については朝…パン1〜2個、昼…プロテインバー1本くらいで丁度いい。あまり量をとるとお手洗いのリスクが高まる。2日目は初日より空腹感を感じたので、多めに持っていっても良い。水は当日の気温にもよるが、500mlペット2〜3本来くらいで良い。いざとなれば会場でモンエナを入手できる。

・初日のTwitterは開場後かなり情報が錯綜しており、状況の把握は困難を極めるが、二日目になるとある程度まとまった情報が得られる。ビジネスデイでの情報も拾えるので、いずれの日程も開場前にSNSでの確認を怠らないようにしたい。

◯開場後
・時間を有効に使うには何と言っても整理券が重要。
注目タイトルの試遊や豪華なノベルティなど、混雑することが明白な出展では、早い段階で整理券が配られることがある。
この整理券を運良く取得できれば、本来60〜120分くらい消費する待ち時間を大幅に短縮することができる。
しかしこれがかなりの曲者で、整理券を取りに朝イチ最短で目的のブースに行くと待ち時間なくそのまま試遊に入ることができてしまう。
願ってもないような話に聞こえるが、ここは冷静にならなければならない。

なぜならサポーターズチケット(少し割高だが、一般来場より会場に早く入れるチケット)が優位性を発揮するのは開場直後のおよそ10分〜20分程度。我々はこの刹那とも言える時間で整理券の有無やノベルティの配布場所などを短時間で把握し、最短経路でそれらを取得していかなければならないからだ。
ちなみに試遊に入ると平均して15分〜30分程遊ぶことができる。目当てのタイトルが一本だけであればそこでゲームセットだが、複数のタイトルが目的の場合は朝は整理券を集めるのに徹した方が良い。

さらに、この整理券の有無、そして配布の時間というのは開場してからの混雑具合を見てリアルタイムで決定されるので、こちらもスタッフさんの様子をうかがいながら行動する必要がある。
よって初日はかなり運の要素が大きい。
優先度の極めて高いタイトルなどは、Twitterに情報がなければ、付近の人通りの少ない場所に待機し様子を見るか、整理券の有無をスタッフさんに聞くなどしたほうが良いだろう。
今年は遊びたいゲームが多かったセガで当初整理券が配られていなかったことと、MGSの整理券を受け取るのに意外と時間がかかったため、プチパニックになってしまった。冷静になっていればセガが少し遅いタイミングで整理券を配っていたという事実に気づけたかもしれない。意外と11:00〜12:00くらいまでは整理券を取れる可能性があるので、初動を躓いてもあきらめずに立ち回りたい。

・整理券は基本的に配られた順番=集合時間の早さなので、余裕があれば、整理券を取るタイミングをあえて遅らせるなどして集合時間をコントロールしたい。複数の整理券を早めに取ると午前中に被る危険性が高い。
被った場合はTwitterで交換に応じてくれる人を探すと意外といるらしい。

・ちなみに今年はスタッフさんから整理券は配らないと言われたにも関わらず、その後整理券が配られるというトラップもあったようだ。

・優先順位
ステージと整理券の時間が被った場合は
優先度が高い順に

絶対見たいステージ
絶対欲しいノベルティ
けっこう気になるノベルティ
絶対遊びたい試遊
けっこう気になるステージ

くらいに設定すると後悔しづらいと思う。

・来場配布のノベルティは朝イチにいけば高確率で待たずにもらえるので、整理券を取りに行く前の通路にあった場合は無理しない範囲で回収できると良い。
その他、抽選イベントはプレゼント内容と所要時間によって優先度を変えたい。30分ほど待って外れると精神的なダメージが大きいので、見逃すのも一つの手。
Twitterのフォロー等が条件の場合は入場前に済ませておく。
特にゲームのインストールが条件にあった場合はモバイルデータ通信では厳しいので、Wifiが利用できるタイミングで済ませておきたい。

フォトスポットはよほど待つスポットがなければ最終日のラスト2時間くらいで一気に回収できるので、初日は焦らなくてもだいじょうぶ。

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