20代後半女性のオンライン鑑定

今回も霊視担当のひろとタロット担当の私によるニコイチ鑑定。
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ひろとは違って私にはオーラやオバケや守護霊、そういったものを見る力は備わっていない。
見えないけれどでも、

今回画面に現れたこの女性がなんとなくどんよりしているような、そんな感覚を感じた。
何かが見えるわけではなく、あくまでも感覚の話。

空気？というか雰囲気？
とにかく重苦しいものに包まれている
そんな印象を持った。
とても美人で笑顔も可愛らしい女性なのに・・・

初対面のこの時、ひろが見えた彼女のメインのオーラは緑。
ネガティヴな言い方をすると優柔不断となるが、見方によっては周囲にとても流されやすいということ。まだまだ緊張が解けないのだろうか。他の色がなかなか見えてこないようだ。

葛藤

5年お付き合いしている彼と結婚を控え、現在は実家暮らし。銀行に勤務。お話をしていくうちにお仕事や家族間での自身の在り方に疑問を持たれていることがわかる。

「葛藤があり、ずっとモヤモヤしてるんです」

疑問を抱えながらもその状況を突破する方法がわからない。
その不安や悩みのモヤモヤ感がどんよりした空気感を感じさせたのだろうか。

さらにお話を進めていくうちに、お仕事についてももちろんだが、彼女にとって一番大きくのしかかっているものが家族関係であることがわかった。
両親、祖父母を含めての実家暮らし。彼女が幼い頃からすでに、仲のよい家族関係といえるものではなかったらしい。

両親、祖父母の関係性を今もなお肌で感じながら生き続けていることがよほど苦しかったのか、涙が止まらなくなってしまった彼女。
荒れてしまった肌が痛々しい。

このまま実家に居続けることに苦しさを感じるものの、だからといっていずれ結婚を控えている今このタイミングでここを出て一人暮らしをするのは経済面を考えるともったいないのではないか？ならば彼と同棲を始めるか？彼と話し合いはするもののなかなか答えは見つからない・・・。

仕事の面でもそう。この仕事のままでいいのだろうか。収入の面では恵まれているこの仕事をずっと続けていった方がいいのだろうか。考えても考えても答えは出ない。

今実家を出て一人暮らしをするのは経済面を考えるともったいない

この言葉が引っかかりつつも、ここで私はタロットカードを展開する。
展開してなぜだかとても気になるカードが一枚あったのだが、それは一旦置いといて、まずはこのカードから切り込んだ。

お父さんとお母さんが
お母さんとおばあちゃんが
お父さんと私が

家族の一人一人がどんな人間に見えようが
家族の仲をどんなに不快に感じようが

あなたの世界はそういうふうにできている

今の自分の家族の在り方、人間関係がどれほど自分の納得のいかないものであっても、残念ながらそれで完璧なのだ。完成された世界。仕事も同じ。完璧に調和がとれているのだとカードは言う。
この完全な世界をどうにかすること、コントロールすること、壊すこと、

それはできない

ということだ。
ならばもう手立てがないのかというとそういうわけでもない。完璧なものを自分”が”どうにかすることはできないが、自分自身”を”どうにかすることはできる。
完成されたその場所から一歩、飛び出すことはできるのだ。

”始まり”のカードが2枚も出ていることからもわかる。

今このタイミングでの一人暮らしは経済的に考えるともったいないという彼女の言葉に対して引っかかっていた気持ちを、ここで私は彼女にぶつけてみた。

一人暮らしにしても同棲にしても転職にしても、
やらないことの方がもったいない。いくらでも自分に溢れている可能性の扉を自分で閉ざしてしまうことの方がよほどもったいないことだと思うよ。


そう思ってるからそうなる
そう思ってるからそういう世界ができあがる

思いが現実化した、完成された世界
そんなカードでもある。

家族のこと
幼少期のこと
仕事のこと

涙が止まらないままにも、自分の思いを「吐き出す」ということに徹してくれた彼女から、ようやく本来のカラーが現れてきたようで、

赤、黄、オレンジ、紫、水色

霊視担当ひろが見える色やその特性を伝える。
そして今回もここでぶっ込みが入る。

保育士さんとかすごい向いてると思うのだけど・・

このぶっ込みがきっかけで彼女の何かが変わった。霊感の能力のない私でも感じることができた。彼女のエネルギーが変わったことがわかったのだ。

保育士の資格をとろうかな、とりたいな・・。

まさに彼女がずっと考えていたことだったからだ。
驚きはもちろん喜びのエネルギーで確実に表情が変わる。

本当は望んでいること

いろいろお話する中で見えてきたものがある。

一人暮らしがしたい
同棲でもいいな
資格をとって保育士として仕事をしていきたい

ああしたいな、こうしたいな
彼女の中では本当はたくさんの輝く望みが湧いている。だけど、その望みを否定しかき消すもう一人の自分がいる。なぜそうなるのかそれを教えてくれたのが、一番最初に私が気になった「過去」の位置に出ていたこのカードだった。

天秤が釣り合うことがすべて

天秤が、右に傾くことも左に傾くことも許されない。
天秤を傾かせる余分なものは反対の手に持った剣でバッサリ切り落とす。
そんな世界観のカードだ。

彼女は今までずっとそんな世界観で生きてきた。
現職の「銀行員」というその職種にも現れているのではないだろうか。
1円たりとも数字の間違いがあってはならない厳しい世界。

天秤が釣り合い数字がぴったり合うのが当たり前の世界でずっと生きてきたため、その考え方が彼女の思考のベースとなった。
人生って毎瞬毎瞬、何かを選択しながら進んでいるわけだけれど、その際、大きな選択でも、些細な選択でも

無駄なこと
くだらないこと
損すること

そういったものは「いらないもの」「余分なもの」として切り捨てる。意識的にも無意識にも常に天秤を吊り合わす。そんな思考パターンだ。

でもこれってきっと彼女だけのことではない。
現代人のほとんどがこういった思考で生きているのだと思う。
無駄や損を被っていては生きていけなくなる・・。
もう幼い頃からしつけなり教育なりで刷り込まれてきている。

そういったしつけや教育を受けても仕方のないような社会だから。

人生の転機

厳しい世界で生きてきて、
葛藤を感じ、苦しくなり、肌も荒れ、
彼女が今感じるのは「八方塞がり」「行き止まり」
そういったようなものかもしれない。

けれどミエナイ世界においては行き止まりどころか、逆に人生の転機が訪れているんじゃないか・・。私はそう思う。
これまで生きてきた

こっちの厳しい世界はもう終わり。

そして今導かれているのはこちらの世界。

努力しなくても、頑張らなくてもすでに全てが「ある」世界。
愛にあふれた世界。
もうこちらの世界で愛に満たされやりたいことをやり、心豊かに生きていいらしい。・・というかそれは人間の本来の在り方だ。

厳しい世界で不安や葛藤、そして苦しさを味わってきた。でもだからこそ、

「じゃあどうしたい？」がわかる。

本当はどんなふうに生きていきたい？。

心の奥にずっと押し込めてた本音に気づくことができる。

だから今、始まりの時。

心の中のずっと奥で燻っている熱を沸き上がらせ

ああしたいな、こうしたいな
思い描いた望みを現実のこの世界でカタチにしていく。

どんな景色を見たい？
どんな香りが好き？
どんな音楽を聞きたい？
何食べたい？
ふわふわやもふもふは好き？

思い描いた望みをカタチにしていくために
少しずつ、本来の自分を取り戻していこう。

天秤で計って釣り合わせるのはもうやめて
無駄もくだらなさも意味のないこともたくさんたくさん経験して欲しい。

＊　　＊　　＊　　＊

余談だが私はいつもリーディングの最後に【おまけ】として龍神カードというオラクルカードを1枚ひく。本当にただ楽しくおみくじ程度にお遊び感覚でひくのだけれど、これが毎回意味わからんくらい不思議な力を発揮する。

今回目の当たりにした不思議な力とは

霊視担当ひろが途中で見え始めた
赤、黄、オレンジ、紫、水色
オーラの色と一緒だった

幸せなクライマックスに向けて、やっぱやるっきゃないなぁ！
と3人で笑った。

＊　　＊　　＊　　＊

霊視&タロット鑑定
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