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あたらしい世界

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世界を調べに旅に出る (完結しました)
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2014年11月の記事一覧

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴっ・・・・
ボーイ「そうか、そうだったのか!あの映像のおかげで
大体のことは分かった。
でも、まだ分からない所もある・・・。とりあえずはト・エオンに
急いで行かないといけない。揺れが激しくなってきてる・・。
間に合えばいいけど」

電気技師「このいちばん奥にある部屋がト・エオンだ」
スピカ「すこし揺れてるみたい?」
姉「世界はどうなるの?」
電気技師「古文書によると世界は一旦リセットされるらしい。それが
どういう状態かは見てみないとわからない。とりあえず今は、
ト・エオンですべてが終わるのを待つしかない」

???「魔物ニ大切ナ時間ヲ食ベラレナイヨウニ、気ヲツケルベキダ。
魔物ニ大切ナ時間ヲ・・」
ボーイ「何だこれは・・繰返し同じ映像が流れてる? あれ、
背中の受信機が反応して映像と共鳴しはじめた・・!」
???「コレカラ話スコトハ、魔物ニツイテノ重要ナコトダ。
マズ、ハジメニ・・」

ボーイ「こんなに広い空間があったなんて。一体何のために。
パンタ・レイの手かな!?なぜここにあるんだろう・・・」
???「・・・ニ・・ウニ・・ヲツ・・・」
ボーイ「??なんだ・・・?? 奥のほうから何か声が聞こえてきてる。
誰かいるのか」
???「・・・モノ・・ニ・・・キダ・・」

ボーイ「ゴホッ ゲホッ うぅ・・なんとか生きてたみたいだ。
それにしても、あの男は個人的な恨みのために世界を滅ぼそうとしていた
のか。ト・エオンって何だ。
ここは・・?人工的な地下通路みたいだ。いつ造られたものなのかな・・。
奥のほうから明かりが漏れてきてる。なにか分かるかも」

姉「人びとが次々と消えて、建物も自然に壊れて恐ろしくなった。
だけど、その男は絶対に大丈夫な場所があるから心配するな、そう
言っていたわ。そしてここであなたを連れて待ち合わせる約束をした」
電気技師「おお、妹も居るな。さて奥へ入ろうか。
鍵はある、パスワードは『ト・エオン』だ」

スピカ「ここは・・・」
姉「ここは安全な場所よ。あの日、あなたを救いに行った時、偶然ある男に
見られてしまったの。そしてパンタ・レイを破壊するのを手伝ってくれたら
見逃してやると言ってきたのよ。あなたを救いたいから従った。一部を破壊
して移動させたの。それから異変が始まった・・」

電気技師「その古文書にはパンタ・レイのこと、あとはそれが破壊
された時、身を守るためのト・エオンというものがあると書いてあった」
彼「ト・エオン?そんなの聞いたこともない・・うわぁぁぁぁ!!!」
電気技師「おい大丈夫かっ!時間がない!悪いが先に行かせてもらうぞ!」