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きのう、夕方の6時過ぎに私が実家から戻って以降、👽が全く言葉を発しません。下の叔母の今後について、いとこから電話があり、両親も加わって話していて、いつもより帰宅が遅くなったから?

普通の機嫌で口をきかないのと、不機嫌で口をきかないのとの違いを敏感に感じとる私はしんどい。もっと鈍感になりたい。

慣れたとはいえ、やっぱり気分は悪いわ。
こんな時「どうした?体調悪い?」とか気軽に聞いてはいけない。
しかし、普通聞くでしょ。

結婚生活30年。何もわかってなかったころの私は、うっかり聞いて
「ストレスじゃ~~~」とブチ切れられたり(私が原因だった)、「静かにしときたい時もある」と鉄仮面のような無表情で言われて、何の罰ゲームかと悶々としてたなあ。そんな状況でも、👽にしたら何の深い意味もなかったりする。

私も体調が悪い時があるけど、救急車で運ばれない限り「ちょっと頭痛いから今日は早く寝るわ。」とか、何かひと言いう。翌朝起きれば「おはよう」ぐらいは言える。一人暮らしじゃないんだから、同居人がいる以上、最低限のことじゃない?👽はかなりマシになったとはいえ、もともとすぐ自分の世界に入るので、自分が追い込まれている時に喋る余裕はないようだ。

👽がこっちの世界に戻ってくるのは、たいていの場合、畑で野菜を収穫して「きれいなキュウリができた~」とか言いながら戻って来たとき。本当に何もなかったかのようにしゃべり出すので、そのギャップに戸惑うが、👽なりに畑や庭の手入れで気分をリセットしてしているのだろう。畑や庭がなかったら、もっと荒れてる気がする。

タイトルの写真は、発達障害の夫を持つ妻が書いた本の翻訳版。カサンドラ症候群の妻は、よく「二人でいても一人でいる時より寂しい」なんていう表現をするけど、この本の第1刷が2008年なので、このタイトルから始まった表現じゃないかな。カサンドラ妻の気分はこのフレーズに凝縮されている。

この本の夫婦は外国人なのだが、夫がかなり強烈。この奥さんよく頑張ってるなあ。夫婦それぞれにいろんな事情や思いがあるから、何で別れないの?そこまで我慢するか?と簡単には言えない。と同時に、私はこの夫の言動には耐えられないと感じた。

しかし、「程度と頻度」こそ違え、この夫とうちの👽がダブるシーンが満載。だれにでも可能性はあり、「スペクトラム」という表現の通り、「ここからは障害」というはっきりとした境界線は引けないようだ。

さて、👽のだんまりが丸1日を迎えたが、何をきっかけに、どんなふうにこちらの世界に戻って来るのか、楽しみでもある。

今やライフワーク、研究対象となりつつある👽の言動について。私は、調べ、考えることが仕事の大半なのでこの状況に耐えられているのかも。たいていの奥さんは面倒くさすぎて、とっくの昔にフェイドアウトだろう(^^;

一緒にいてもひとり。
二人でいても一人でいる時より寂しい。

このフレーズは、もう本当によく言い表している。


一緒にいてもひとり~アスペルガーの結婚がうまくいくために~
カトリン・ベントリー (著), 室崎 育美 (翻訳) /東京書籍

内容(「BOOK」データベースより)
結婚後、夫あるいは妻がアスペルガー症候群だとわかるケースは徐々に増えている。そんなカップルが直面する困難は、お互いのコミュニケーションがうまくはかれないために生ずるほか、人生での価値観の違いなどによる場合も少なくない。著者は、結婚後17年を経て夫のアスペルガー症候群を知り、長年の自身の孤独と欲求不満を説明するものを見つける。そして、持ち前の明るく前向きな姿勢から、これらの困難を乗り越え、求め続けてきた良好な関係を手に入れた。本書は、その体験から得られたさまざまなノウハウを多くの人が共有し、役立ててほしいと願う著者が綴った幸福への手引である。

著者について
[ カトリン・ベントリー ]
スイスのトゥーンに生まれる。結婚後は、アスペルガー症候群の夫ギャビンと2人の子どもとともにオーストラリア在住。小学校教師の資格をもち、フィットネスインストラクターとして働くかたわら、支援団体Asperger Services Australiaのボランティアも行っている。自己の体験を世界中の多くの同じような仲間が共有し、役立ててもらいたいと願って本書を執筆した。

amazonより引用

※文化の違いや翻訳の癖で、少し理解に時間を要する部分がありました。



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