みけむう

元介護職。 母の認知症発症から通い介護が始まり、  いろーんなコトを経て母は他界。

みけむう

元介護職。 母の認知症発症から通い介護が始まり、  いろーんなコトを経て母は他界。

最近の記事

入院を経験して

先月、急な入院を体験したわけですが。 いろいろと考えることがありました。 まず、入院になるなんてコレっぽっちも思っていなかったんです。 「ちょっと気になるから聞いてみようかな」ってぐらいでかかりつけ医に行ったんです。 そしたら・・・ 「え?」「えぇ?」と頭が追いつかないうちに救急病院に運ばれてしまったのです。 徒歩数分のかかりつけ医に、ちょっと聞いてみよう、くらいの気持ちで行ったわけですから、持ち物はお財布とスマホぐらいですよ。 エアコンもつけたまんま。 ほんとに、あれ

    • 気になっちゃうよ

      ちょっと体調不良で入院しておりました。   (良好に回復して退院しましたので大丈夫です) 高齢の方々との4人部屋。 お隣のベッドのおばぁちゃまは認知症がおありのご様子。 カーテン越しに聞こえてくる、看護師さんとのやりとりにほっこりしたり、心の中で大笑いしたり。 お声だけだけど、とてもかわいらしいおばぁちゃま。 離床センサーもあるようで、一人歩行は厳禁の様子。 ある日。 声が聞こえてくるのです。 「といれ・・・にいきたくな・・・ったら・・・    なーすこー・・・るをおして

      • ある記事を読んで思い出したコト

        ずいぶん前のことだけれど・・・ 昔の友人から、ある「お水」を勧められまして。 一度は断ったんだけれど、後日、説明会に誘われました。 このままだと終わらないと思い、その説明とやらを聞いたうえで、はっきり断ろうと決めて出かけました。 30人ほどの会員(?)が集まっている飲食店。 「新しい方々」と紹介されたのは、私を含めて5人。 水の説明と、水そのものやその水で調理されたものなどの食べ比べなど。 正直、私には違いがまったくわからないんですけど。 会員の方々の「やっぱり違うわ

        • なにかの報告かな

          最近は・・・ 夢を見た、という記憶は残っているけれど、誰が出てきたのか、どんな話か、細かいコトは何も覚えていない、という状態なのです。 でも、今朝目覚めたときには、しっかりと覚えておりました。 なにかのイベント会場らしき場所で、私は接客している。 すると、着物姿の若い女性二人が目に入り、声をかけた。 その二人が着ているのは、私の持っていた着物と帯だった。 「よく似合ってるよ」と言いながら、私はとってもうれしい。 女性二人も、ニコニコしていて、うれしそう。 そんな場面でし

        入院を経験して

          一周忌

          母の一周忌が無事に済みました。 ご住職のお話がストーンと心に入って落ち着いた感じがしました。 胸の中でほわほわとあたたかいモノが生まれたような、 「あ、そうなんだね」という納得ができたというか、 ウルッとしました。 帰宅後、お仏壇にお位牌を戻して、法要の時と同じ気持ちで手を合わせ、 見守っていてくださいね、と伝えました。 大好きだったコーヒーをお供えして・・・ お隣の夫にも、ついでに(^。^;) 「おとーさんも、お願いしますよ」と・・・(あはは) そんなこんなで、喪が

          セルフ・・・セルフ・・・

          用事を済ませた後、遅いお昼ご飯を、とファミレスに入りました。 店員さんの案内で着席。 そのあとは・・・ 注文はタブレット。 届けてくれるのは配膳ロボット。 お会計はセルフレジ。 このお店は、現金OKのセルフレジなので、有人レジはありません。 割引カードやポイントカードの使い方もわかりやすく、現金派の私もサクサクッとお会計が済みます。 そして、そのままお店を出るわけですが・・・ 「ごちそうさま」の言葉をかけることなくスーッと出てきてしまうことに なぁんかモヤモヤしちゃうん

          セルフ・・・セルフ・・・

          病院選び

          被災地の状況を目にするたびに心が痛み、 平穏な日が早く訪れますようにと祈るしかできないけれど、 引き続き祈りつつ、しっかり毎日を過ごそうと思うところです。 さて。 母の介護でバタバタと過ごしている頃から、首や肩の痛みを感じていました。 ちょっとした動きの時に痛む、というくらいで、特に日常生活に支障はなく、首こり肩こり、五十肩か、と思っていました。 母が亡くなったあと、ぐーたらの時間が増えてきてしばらく、肩の痛みが強くなったように感じていたのです。 以前通っていた整形外科は職

          介護職時代を思い出す その2

          ニュース番組の「ヒヤッとした冬のトラブル」というコーナーを見ていて、 思い出したコト。 デイの送迎担当で、一人暮らしの女性をお迎えに行った時のこと。 その方は、軽度の認知症があり、電気のスイッチを切るなどの確認が必要でした。 いつものように、声をかけながらお部屋に入ると・・・ ストーブに背中がくっつきそうに接近して座っていらっしゃる! 「うわぁっ!!」と声が出そうになりながら、心の叫びに押し込んで・・・ 笑顔でゆっくり声をかけて立っていただき、背中を確認すると、セーターがわ

          介護職時代を思い出す その2

          介護職時代を思い出す

          昨夜の夢は、元職場、デイサービスの夢でした。 朝、利用者さんが次々と到着されて、お茶をお出ししたり、バイタルチェックをしたりしているところ。 そんな中、女性☆☆さんに「ねぇ、みけむうさん!」とお声をかけられ、対応すると・・・ ☆☆さんが、とても真剣な表情で話されるんです。 なにかお困りだったのか・・・ ご心配なことがおありだったのか・・・ その時・・・ ☆☆さんの口は動いているのに無音・・・と言う記憶で。 内容は、まったく覚えていないんです。 そして、そこで夢は終わりでした

          介護職時代を思い出す

          近況

          やっと季節が変わりましたね。 まだ半袖の出番はあるけれど、汗対策の心配はなくなりました。 「涼しくなったら・・・」とアレコレ思っていたのですが。 喘息の軽い息苦しさがちょこちょこと起きるんです。 そんな時は動くのがしんどい。 どうしても動かなくちゃ、というわけでもないので、外出はせずに、弱い方の薬で様子見。 たいがい、これで落ち着きます。 仕事をしていた頃や母の介護に通っていた時は、強い薬飲んで、どうにかして動いていましたが((^。^;) ほんとは・・・ 落ち着いたら仕

          暑さ寒さも・・・

          お彼岸です。 虫の声が聞こえても、昨夜は熱帯夜でした。 どうなってるんでしょうか! と思いつつもお彼岸です。 お墓参りに行ってきました。 曇っていたし、風も吹いてて、いくらか楽だなぁ・・・ なんて思いながらお寺に着いたら、雲が取れて・・・ なんとまぁ、ステキなピーカンの日差し!! 筋金入りの晴れ女だった母の力なのでありましょうか? 汗が一気に吹き出しました。 暑いなんてもんじゃないです。 お参りが済んだ時には、ハンドタオルが絞れるぐらいに・・・(^。^;) そんな猛暑

          暑さ寒さも・・・

          心配になる・・・

          一人暮らしと思われるおばぁちゃまとすれ違った時。 介護職時代の感覚がよぎりました。 服装などはきちんとしているけれど、一瞬、鼻をかすめた・・・   入浴できてないな・・・   サービスは受けていないのかな・・・   エアコンは、ついてるかしら・・・   水分は、摂れているかしら・・・ どうか、無事にこの暑さを乗り切って、元気でいてください。 と背中を見送ったのでした。    ********* 介護ヘルパーの資格を取る時、最後に現場での実習を受けました。 7月中旬で

          心配になる・・・

          ま、いいか

          元介護職員です。 夫の闘病中に就いた介護職。 夫が亡くなってからは常勤となって、仕事にどっぷりの十数年。 退職してから、母の介護にどっぷり。 認知症発覚から2年数ヶ月・・・ あっと言う間だったけれど、中身は濃かったですね・・・ そして母を見送って。 いろいろなコトがパッタリ途切れて。 でも、それからも数ヶ月はまだまだやらなきゃならないコトがあったから。 気持ちは途切れずに・・・ 母の納骨を済ませて、新盆も終わって。 母に関係するイロイロがすべてひと区切りして。 モヤモ

          ま、いいか

          ありがとう、って

          前回、モヤモヤするコトが起こった、と書きました。 なんとかまぁるくおさまってくれたら、と、あれやこれや頭の中で考えがグルグルしていました。 今となっては、配慮不足の非があったことを謝ることしかできない私だけれど、その気持ちを伝えて、ひとつの提案をお話ししました。 そして、なんとか区切りがつきました。 ほっとしたと同時に、母が見守ってくれていたのかな、と思って、お仏壇に報告して、「ありがとう」って手を合わせました。 話の中で、母のいろいろな話が出たのですが・・・ 人そ

          ありがとう、って

          これで ひとくぎり

          お墓ができあがり、母の法要と納骨を済ませました。 予報では雨マークがついていて、しかたないよねぇ、と思っていたのですが、母の「晴れ女」ぶりが発揮され、雨は降らず、心地よい風が吹いて、滞りなく無事に済ませることができました。 お役目を果たした、果たせた、とホッとしています。 これでひとくぎりです。  ***** 数日前に、母に関係することで、ちょっとモヤモヤするコトがありまして。 「こっちにだって言いたいことがある!」 と一瞬思ったのですが。 いまさら言ってもどうしよう

          これで ひとくぎり

          自分のことも考えなくちゃ、と思う

          夫が亡くなった時には、もちろんいろいろな手続に走り回ったけれど、 銀行のコトとか、保険のコトとか、仕事関係とか、ほとんどのコトは把握していましたから、単に手続の大変さだけでした。 母の場合は。 相談されることもなく、ほとんど一人で「大丈夫」の人でしたから、どこに何を申し込んでいたのやら、なんの契約が交わされていたのやら、まったくわからない状態。 銀行と保険は、認知症初期の頃に確認ができていたので、大きな問題はなかったのですが。 亡くなったあとの片付けで発見された「会員証」や

          自分のことも考えなくちゃ、と思う