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何故日本では電線の地中化が進まないのか?

日本では地上で電線が張り巡らされていますよね。
京都の祇園とかは外観の関係上地中に電線がありますけど。
しかし先進国で電線の地中化が進んでいないのは日本だけだそうですが、何故なのか調べてみました!


まずは電線を地中に敷設すると、電柱を使うよりも費用がかかるそうです。
既に埋まっているガス管、水道管との兼ね合いや場所による方式の違いもあり、おおよそ3倍~10倍高くなり、1kmあたり1~5億円が必要だそうです。


次に地中化工事の難しさについてですが、電柱に関する権利関係は非常に複雑だそうで、工事前には関係者の同意を得なければならないそうですが、電柱1本でもかけられている電線によっては電力会社、電話会社、ケーブルテレビ等の事業者が所有者になっているそうです。
又、電柱が立てられている道路には国道や都道府県道、市区町村道等があり、それぞれに管理者が異なるそうです。


最後に災害時の復旧が早いのは架空線だそうです。
地上にある電線は、断線箇所がすぐに見つけられますが、地中線はどこが断線しているのか分かりづらく、掘り返して作業をしないと復旧できないそうです。
又、阪神大震災で起きた地中線被害の多くは、地盤の液状化によるものだったそうです。
河川の沿岸や埋め立て地、干拓地等では電柱を利用した方が被害を抑えられる可能性があるそうです。

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