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旅行でカメラを落としたらクレカの保険で6万円戻ってきた。

この前のヨーロッパ周遊旅行でカメラを泥の地面に落として、レンズの駆動部が若干壊れた。クレジットカードに付帯する保険で携帯品損害の手続きをしたら59800円、約6万円近く戻ってきたのでその体験を残しておく。

事件発生

日付は4月16日、時間は20時前、場所はドイツのバンベルクの展望スポット。

腰くらいの高さの塀の上に一時的にカメラを置き、iPhoneでバンベルク市街の写真を撮っていて気づいたらカメラが地面に落ちていた。

まさにこの場所で事件が発生。

その日は雨が降ったり止んだりの天気で、地面は泥でぐちゃぐちゃの状態。慌てて落ちたカメラを拾うと画面やレンズ機構、ボタンなどあらゆる部分に泥がついていて急いでティッシュで拭き取った。
その後カメラの電源を入れてみると、幸い電源はつきレンズも動いた。しかしレンズの駆動部の中に泥が入り込み、写真や動画は撮れるもののレンズの動きは鈍く、電源オフの状態でもカバーが完全に閉じない。

なんとか旅行が終わるまでその状態で乗り切ったものの、やはりレンズ部分の動きが良くないので家に帰ってきてクレジットカードの付帯保険で修理することにした。

ちなみにカメラの機種はソニーのZV1で、色は白。黒色もあるんだけど、価格.comで最安だった秋葉原の店に白の在庫しかなかったため選択肢がなかった。スマホだけでも良いんだけど、ストレージの問題と、少し動画を撮りたかったので今回旅行に持って行った。

白もいうて悪くないね。

ちなみにちなみにこのZV1はソニーのキャッシュバックキャンペーンを使ったので、定価で買った金額は78500円だったんだけど、確か1万円か1万5千円くらい後で戻ってきたと記憶してる。

クレジットカード付帯海外保険

今までクレカの保険を使ったことがなかったので、ネットのブログを参考にクレカの保険窓口に電話してみることにした。

ちなみに選んだクレジットカードはエポスカード。楽天カードとか他のクレカも旅行に持っていったけど、なんとなくエポスカードにした。ちょうどエポスカードの保険を使った人のブログもあったし。

いざ電話すると、事故の発生日、大体の時刻、その時の状況、損傷の具合とかを説明させられた。この記事の内容と同じことを言ったらOKって言われて手続き進めることになった。
初めてだったけど色々説明してくれて手順とかもはっきり理解できた。要約すると、

  • 封筒の郵便物を家に送るから7~10日くらいかかるけど、それが来るのを待ってね。

  • 家に届く封筒の中に折り返し用の封筒も入れとくからそれを使って必要書類を送り返してね。

  • 送り返すものとしては、送られてきた書類に自分で記入するの2つ、色々な角度からのカメラの写真、海外渡航証明書類、修理の見積書、できればカメラを買ったときの領収書と保証書みたいな感じ。

  • 渡航証明としては、飛行機のeチケットのコピーで良いし、パスポートのスタンプついてるコピーとかでも良いらしい。

  • 郵便が届くまでの間に修理の見積もり取っちゃていいよ。

  • 保証の金額は、修理が可能だったら修理金額-3000円。修理が不可能だったら購入からの年数によって保険会社が算出したカメラの時価額-3000円。いずれの場合でもマックスの保証金額は20万円。

という感じの手順だった。てことで修理の見積もりをゲットしに近くのヨドバシカメラに行くことに。

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラの修理受付カウンターにカメラを持って行って、海外旅行保険を使いたいので見積もりくださいって言ったら、一旦カメラを預かってソニーの施設に送りますって言われたから、そこでカメラとは一旦おさらばして後日もう一回行くことになった。

1週間後くらいに電話で取りにきてーって言われたから行くと、カメラは戻ってきて修理不可能って宣告された。
修理不可だから見積書をもらい損ねたと思ったけど、しっかり修理不可能という算定結果みたいな紙がもらえたから、保険会社に送る書類を無事獲得。あとは保険会社からの封筒を待つだけになった。

保険会社から封筒が来る

少し経った後、保険会社からでかい封筒が届いた。中には電話で言ってたものがしっかり入ってた。送り返し用の封筒も入っていてその中に送り返すべき物を入れた。送る物↓

  • 携行品損害保険の申請書類
    送られてきた申請書に名前とか住所とか、他のクレカ保険があるかみたいな質問に答えた。カメラの機種や購入時期、購入場所、定価とかも答えた。

  • 事故の状況説明書類
    送られてきた別の書類に事故の場所や時刻、その時の状況などを書いた。事故の説明が記述式だったんだけど、めちゃくちゃ大学受験を思い出した。これを元に適用されるか判定されるからね。

  • 飛行機のeチケットのコピー
    行きの成田→コロンボ→パリ、帰りのアムステルダム→台北→成田のeチケットを印刷した。ちなみに行きはTrip.com、帰りはGotogateというサイトで買った。

  • 修理見積書(僕の場合は修理不可能と書かれた紙)
    ヨドバシカメラでもらった修理不可と書かれた紙を入れた。修理の業者に関しては基本どこでも良いらしくて、ダイレクトにソニーとかに行っても良かったけど、便利だからヨドバシにした。

  • 故障カメラの色々な角度から写真
    4枚くらい撮ってプリントした。電源オフの状態で3枚、起動した状態で1枚撮影した。

  • 購入時の領収書+保証書
    僕は電子機器を買った時の箱とかを結構取っておくタイプなので、保証書とかを捨ててなかった。キャッシュバックに応募したこともあって領収書も残ってた。

動くし撮れるんだけど、レンズ周りがすこし微妙

以上のものを返信用封筒に入れてポストに投函した。切っても必要なくて超楽だった。

結果:勝利

返信封筒を送って1、2週間後の昨日、郵便が保険会社から届いて中身を開けると保険金支払いに関しての連絡だった。

なんだかクリスマスの朝のようなとてもワクワクした気分で書類を読むと、なんと59800円も戻ってきたようだ!
すでに銀行口座にも振り込まれていて、90万円かかったヨーロッパ周遊旅行の一部を少し回収した気分になった。

詳しく内容を見てみると、修理不可能ということでカメラ本体の時価金額が算定されて、その額から免責の3千円を差し引いた金額が59800円らしい。

感動的なレベルのお得感

計算式によると、ZV1の購入から2年経過後の減価率は20%らしい。僕はがっつり半額ぐらい割り引かれるのかと思ってたら、保険会社のなんと寛大なことか。これメルカリとかで売ったら全く壊れてなくても5万円は超えないでしょ。減価率ってこんなもんなの?

しかも修理不可能で修理してないわけだから、実質6万円追加で貰えたみたいなもんでしょ。若干レンズ可動部が微妙だけど、ぶっ壊れたわけじゃないからまだ全然使えるし、修理料金がかかってないからボーナスでしかない。
修理可能ってなっちゃうとそれで修理費用に消えちゃうから、「修理不可能だけどまだ使える」というのに偶然遭遇した人はクレカの保険に申請してみよう。

僕は運良くクレカ付帯の携行品損害保険をフル活用できたんじゃないかなと思う。

「旅行ではトラブルがつきものだけど旅行はトラブルを楽しむもの」というのはよく言われる。今回新たに発見したのは、「旅行はトラブルがつきものだけど旅行はトラブルで金が貰える」ということ。
クレジットカードの付帯保険の威力を改めて感じたし、携行品損害ならカメラ以外にも適用されるし他の項目もあるだろうから、次回以降の旅行に向けてここらへんの知識も身につけていこうと思う。


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